Wednesday

リアリティのダンスのWednesdayのネタバレレビュー・内容・結末

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

お父さんは独裁的だし、ユダヤ人差別も受けていた辛い幼少期だったのに、ファンタジックでおとぎ話の様に描かれており、世界観がとても可愛い。

現実に壮大な夢が足されていて、想像力、創造力に本当に感心する。

みんなそれぞれ衣装がかわいい。

水色の服に赤い靴、黒い傘と黒い服の集団、魚が敷き詰められた浜辺、売り込みの小人、民衆の顔が仮面、犬の仮装大会、お洒落した白馬、真っ黒な影なったアレハンドロとサラ、淡い色のグローブやソックス、ブラが箱から飛び出しているウクライナ商会の店内、集団でバナナを投げる女子学生、沢山の置かれた椅子と、椅子を持ち上げダンスする人達、モノクロ書き割りの登場人物と赤い軍服のアレハンドロ。紫の船、これら以外にも惹きつけられる描写がたくさんあった。

しかし油断してると内臓や殺人などのエグいシーンが来てしかめ面になったり、飴と鞭、アップダウンが激しい。

オペラで話すお母さんの設定も最高。ふくよかなのも尚良い。そしてとっても優しい。

お父さんも本質が悪じゃなくてちゃんと戻ってこれて良かった。

ホドロフスキーは、集中力がない時に観ると全く頭に入って来ず意味不明なのでしっかりしてる時に観るのがわたしには合っている。
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