ガブXスカイウォーカー

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.8
原作は未読なのだけど、主人公スコット・ピルグリムが健気な女子高生ナイブスをあっさり捨て、ラモーナに乗り換える身勝手さはちょっと・・・・? 若者たちの、熱しやすく、冷めやすい、虚ろな心情を描いているのかもしれないが、いささか疑問は残る。
脚本は雑だが、VFXの多用と巧みな編集で描かれるアクションはまるでマンガやゲームをそのまま実写化したようでひたすら痛快! どうやったら、こんなオタクセンス丸出しの素晴らしい映像を撮れるのか?
エドガー・ライトは本作の後、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)、『アントマン』(2015)、『ベイビー・ドライバー』(2017)などを監督、いずれも安定した出来である。これからの映画界を背負っていく逸材の一人であろう。