大ヒット映画『氷の微笑』の二匹目のドジョウを狙って、シャローン・ストーンとジョー・エスターハス(製作総指揮・脚本)が再タッグ。
シャローン・ストーンとそのファンたちのために作られたような官能サスペンス映画で大して必然性もないオナニーとセックスが長い(笑)。
連続殺人犯の正体は、終盤でシャローン・ストーンが殺人の録画映像を見て判明する構成。
つまり、金持ちのイケメン変態男ウィリアム・ボールドウィン、ミステリー作家トム・ベレンジャー、あるいは別の誰かのいずれかでもいちおう成立してしまう大味な脚本だ。当然、ラストは物足りない。
でもシャローン・ストーンのエロエロな魅力は十二分以上に出ていたし、犯人探しもけっこう興味をひかれたことは評価したい。それで充分。ギリギリの佳作としたい。