ぴろぴろ

キャプテン・フィリップスのぴろぴろのレビュー・感想・評価

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)
4.0
途切れることのない緊張感で終始ハラハラ。 喉もカラカラ。 救出されると分かって観てるというのに、こんなに緊張する救出劇は「アルゴ」の様でもあり。 そして、その救出された後に待っていたトム・ハンクスの演技がもう、映画だった事を忘れるほどで本当に素晴らしかった。 冷徹なまでに粛々と 各々の任務を遂行するプロ、メディカルチェックを受けながら感極まるキャプテン、この対比には思う所があったし、救出されて「一件落着 めでたしめでたし 」とはならない後味の悪さが残った。 骨と皮ばかりに痩せ細ったソマリアの海賊と、メタボな船員にガッツリマッチョな海軍。 富める大国とそうで無い国の一目瞭然の対比。 貧困から少年兵を生むのと同じやるせなさを感じる映画でもあった。
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