ももさく

小さいおうちのももさくのレビュー・感想・評価

小さいおうち(2013年製作の映画)
2.7
健史の大叔母タキばあちゃんは1人で亡くなった。火葬の後、みんなで遺品整理をしていたらタキが書いていたノートが出てくる。

布宮タキ(黒木華、倍賞千恵子)元女中。女中の頃の事を書き本を出版する。

平井時子(松たか子)赤い瓦屋根のお家に住むタキの奉公先の奥様。

平井雅樹 (片岡孝太郎)時子の夫。玩具会社に勤めている。

平井 恭一(秋山聡、市川福太郎、米倉斉加年)時子の息子。足の病気をした。

板倉正治 (吉岡秀隆)美大を卒業している玩具会社のデザイン部の社員。

健史(妻夫木聡)タキばあちゃんの過去を調べていく。

他出演者→ 小林稔侍、夏川結衣、林家正蔵、橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、あき竹城、ラサール石井、笹野高史、 松金よね子、螢雪次朗、木村文乃他。

女中→ 家庭・旅館・料亭などにおいて、住み込みで働く結婚前の女性に対する礼儀作法や家事の見習いという位置づけ。

初めて見た時は山田洋次作品には珍しいミステリー?作品に不倫?ってどんな話しと思い興味を持ったけど内容忘れたので2度目の鑑賞。

日本は、お金持ちしか家政婦いないイメージだけど昔は違ったのか?。そんな存在いるから子供任せれちゃうし、奥様に恋ができる余裕が持てちゃうんじゃとすら思ってしまった。

正月、コンサート、台風、キス、お見合い、帯の向き、戦争、自叙伝、手紙、資料館も印象的。

どんな時代にも不倫は、あったのだろうと思う。当人同士のどうのこうのならよくある話しだけど、それを知った女中の想いって所が、この映画の面白い所だと思う。

その想いってのも見てる側が決めるような明確な答えがない所もモヤモヤは、しますがうまいなぁと思いました。

「好きになっちゃいけない人を好きになってるのよ」

「私、長く生きすぎたの」