小さいおうちの作品情報・感想・評価

「小さいおうち」に投稿された感想・評価

まるでジブリアニメのような画面と、セリフ回し。
これらの若いキャストで、この時代を描くにはリアル方向の画ヅラよりも、これくらいファンタジーでフィクショナルな世界観の方が逆に生々しく見えるし、また、このような描き方こそ、近年の映画作家たちには描きにくい世界なのだと痛感する。

戦争や時代を、そして男女の愛やエロスを通して描いてみせているのは、実は今僕らの置かれている現代の方なのである。

関東大震災の後の、戦争の予兆の中で浮かれる人たち。
しかし、だんだんと真綿で首を締め付けられるような境遇に陥っていく世相。

明るく甘美な恋の誘惑に溺れていった矢先に待っている破滅の罠。

そして長い長い時間の中で、背負い込む罪と罰。
虚と実が交錯しながら、物語を唸らせながら、痛みの物語はじんわりと突き刺さってくる。
倍賞美津子のナレーションは本当に素晴らしい。
が、妻夫木聡に代わってからの役不足感と、「過去」を描く秀逸さに比べて、現代になると途端に物語の求心力や推進力が減退していくあたりがなんだかとっても生々しいと感じた。
山田洋次監督作品。

松たか子さんの淡い恋心が段々と激しくなって行く様がまるで心臓の鼓動まで聞こえてきそうな演技が伝わって来ました。
その様子をオロオロ見守る黒木華さん、
吉岡秀隆さんもはまり役だなぁって…。

ちょっぴり悲しく切ない素敵映画でした♡
りえ子

りえ子の感想・評価

3.0
キャストがみんなぴったりだな〜。
吉岡さんみたいな穏やかで控えめな人が激しい恋愛をしているのがグッとくる。
おうちの内装がとても可愛い。やっぱり丸い窓に憧れる。
エマ

エマの感想・評価

3.4
戦争の映画だと知っていたら、観なかったかもしれない。

自分が小学生の時、ちょうど終戦から50年だったので、小中学生の頃は戦争に纏わる授業がかなりあって、今だとあれは子供に見せていいレベルなのか疑問なぐらい陰惨な実録映像や写真などを沢山見た。子供の自分はあれらを真正面から受け止めてしまったので、今でもあまり戦争のものは見たくない。

映画は、少し紙芝居的な雰囲気があって、2013年の作品なんだけど完全に昔の映画を観てる感じだった。
セットが「セットです」って感じだし、家の赤い瓦もおもちゃっぽく見えるから、背景などからはリアリティを感じにくい。
それがわざとなのかは分からないんだけど。

役者さんの演技もとても昔っぽい。
「セリフの語尾までしっかり発音させる」ってのは山田洋次監督のこだわりらしいけど、最近の映画を見慣れてると、リアルの世界での会話からは少し浮いているから、その世界に入って行くのが難しかった。

嫌いな映画とかではないんだけど、学校シリーズとかの方が好きかな。
倍賞千恵子さんの演技は良かったです。
かめ

かめの感想・評価

4.2
これよこれ。やっぱり私こうゆう映画が好きなんだよなーー。
昭和のあの穏やかだけどなんだか忙しい時間の流れ方がとっても好き。
あとは女中さんのあの健気で可愛らしい感じに、黒木華がドンピシャすぎてドストライクでしたね。あと吉岡さんは昭和初期から出てきた人かってくらい、昭和が似合う男だ…
入院中にイヤホンで鑑賞した。低刺激だけど見応えはあり、ちょうどよかったように思う。
hina

hinaの感想・評価

4.0
この映画の好きな要素
・純と蛍の再共演
・奥様のすてきなワードローブ
・たきちゃんが最後まで本当はなにを思っていたのか不明瞭なところ
・倍賞千恵子の名演技
ぶどう

ぶどうの感想・評価

3.0
タキちゃんは奥様が好きだったの?板倉が好きだったの?タキちゃんが睦子さんの前で泣いた理由がわからなかった
にゃ

にゃの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり不倫は胸糞なので−1スコア。

奥様に手紙を書いてくれと懇願するタキちゃんの高揚した様子でこちらまで胸が熱くなった。
アフタヌーンディライトを済ませた奥様を見て、必死に床を磨く姿や、初老の男性を紹介されてシクシク涙する姿、酒屋のオッチャンの絡みを嫌がる仕草に感情移入せざるを得ない。

なんであんなにいたくらさんがモテるのかという謎については、あの時代って今よりずっと高圧的で男尊女卑な男性が多かった中で、珍しかったからじゃないかなと。

締めくくり方も個人的には好き。
小川

小川の感想・評価

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絵本「ちいさいおうち」に出てくるおうちと、長く生きすぎたと泣くおばあちゃんの姿が重なって切ない。
全体的には、きれいすぎて嘘くさくて誰にも共感できなくてモヤモヤが残った。戦争が題材のものに対して、結局芝居だしなあ…ってふと思ってしまうことがよくある。これもそう、出来過ぎだからかな
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