おなべ

青天の霹靂のおなべのレビュー・感想・評価

青天の霹靂(2013年製作の映画)
3.6
やはりプロのお笑い芸人という事もあり、笑い部分に関しては秀逸。小難しい演出は全く無く、超ストレートに家族の絆を描いた笑いあり、涙ありの王道映画。《劇団ひとり》が書き下ろした小説を本人自らメガホンを取り、主演を務め実写化した作品。《柴咲コウ》《大泉洋》がメインアクターとして出演している。

《大泉洋》は作中でマジックを披露するシーンがあるが、その役作りの為に4か月の練習を経て臨んだそう。また、ワンカット長回しのマジックシーンは「86テイク」もしたと明かしている。

◉あらすじ割愛

冒頭にも記述したが《劇団ひとり》の織り成す芸の面白いこと。本編には彼自身の鉄板ネタも披露されているので気になった方は是非観てみてほしい。また、監督としての力量はどうか気になるところだが、これと言って違和感は感じられなかった。物語に関しては変に小難しくせず超ストレートに描き、尚且つテンポも良く、画面の色使いやカメラワークが繊細で、とにかく絵が綺麗だったのがかなり印象に残っている(煽情的なBGMと絵の綺麗さは特に)。

しかし《劇団ひとり》の演技に関して、作中で肩を並べる役どころとしてはどうしてもプロの《大泉洋》の演技に負けてしまうのが唯一残念だった(仕方ないとは思うが)。


【以下ネタバレ含む】


◉オネェマジシャン・サワダのポテンシャルの高さには驚かされた。
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