タコさんウィンナー

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!のタコさんウィンナーのレビュー・感想・評価

4.3
高校時代地元のスターだったゲイリー。彼の人生のピークは仲間と12件のパブをはしごすることに挑戦した夜だった。月日が経ち大人になったゲイリーたち。仲間たちが出世して家庭をもち大人になる中、ゲイリーはただ1人、あの夜のことを引きずって生きていた。ゲイリーは昔の仲間を集めてパブめぐりにリベンジしようとする……。

が、開始35分程の地点。物語は急展開を迎えます……!(笑)

なんじゃこりゃ!エドガー・ライト、サイモン・ペッグ、ニック・フロストトリオの映画にしては地味だなぁ…と思っていたら…!パブめぐりで二時間持つのかなあと思っていたら……!
すべては伏線でした。本当に彼らは演出の意味を後半で裏返したり小物で映像的に表現したりするのがうまいと思いました。
いきなり奴らが来たときは「こんな必然性なくジャンル変わるの?!」と驚きましたが、ちゃんと物語として必然性があるんですよね…結末まで見ると。

前半のいつものより笑えない感じ。キャラクターメイクに見ていて辛さがある感じも、後半でかなり活きてきて、感動しました。クライマックスの対話シーンは熱いし、スカッとします。自由でありたい。それを叫ぶことって全然カッコ悪いことじゃないですよね。

ま……ラストのまさかの展開はびっくりしすぎやしたが(笑)