雷電

LIFE!の雷電のレビュー・感想・評価

LIFE!(2013年製作の映画)
4.5
監督及び主人公ウォルター役を自ら演じ切ったベン・スティラー監督の作品。
中学生の時に映画館で観賞してからずっと大好きな作品であるが久しぶりに再見。

実際に刊行されていた雑誌である「LIFE」の最終刊行に際して、最後の表紙を飾るネガを見つけに行くという至って簡単な物語であるが、その実、人生においての大きな勇気を与えてくれる、そんな素敵な作品。
随所で笑えるシーンがあるので単純に面白いし、何よりもネガティブな要素が一切無いため、観賞後にじんわりと感じる暖かさがとても心地いい。
あと旅行における体験って本当に何物にも変え難いものがあると改めて感じる。この作品を見ると絶対に旅行したいという気持ちになる。

スケートボードで街まで行くシーンも勇気振り絞ってヘリに乗り込むシーンも大好き。ラストは本当に最高のシーンだと思う。
本当にいい瞬間に巡り会った時に、カメラで写真を撮るなんてせずに、直接みて記憶に残すことの尊さ、携帯なんか見てないでもっと直接世界を見なければ。

「世界を見よう。危険でも立ち向かおう。壁の裏側をのぞこう。もっと近づこう。お互いを知ろう。そして感じよう。それが人生の目的だから。」
雷電

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