このレビューはネタバレを含みます
上司と部下の関係である2人の女性の確執を描いた作品。
わりと優等生を演じる事が多い、レイチェル・マクアダムスが悪役を演じているのが新鮮でした。
部下の手柄を奪ったり、嘘をついて同情を買ったり、監視カメラを公開して恥をかかせたり…。
「嫌な人間だな~」と、ヘイトが溜まったところで、彼女が殺されてしまうんですね。
一体、誰が犯人なのかと思いきや、病気を装ったイザベルの犯行という、どんでん返し。
てっきり、ダニが犯人だと思っていたので、ここはシンプルに驚かされましたよ。
最後の方にはクリスティーンの姉が登場しますが、どうやら最後の件は夢か妄想だったとの事。
訳が分からなかったのは確かですが、観客を煙に巻いて終わるラストの切れ味は嫌いじゃないです。
冷静に振り返ると、イザベルとダークの関係や一度自白する件など、「必要かな?」と思う部分もありますが、見てる最中は気にならなかったし、結果的にデ・パルマの手の上で良い様に転がされてしまったなと。
サクッと見れるので、気軽に見て欲しい作品ですね。