Yukiko

再会の街でのYukikoのレビュー・感想・評価

再会の街で(2007年製作の映画)
3.8
2017年6月10日
『再開の街で』 2007年制作
監督、マイク・バインダー。

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件で、
チャーリー・ファインマン(アダム・サンドラー)は
妻と娘3人を同時に亡くす。
そして、深く深く傷つき、自分の中に閉じこもる。

そのチャーリーと大学時代にルームメートだった歯科医アラン
(ドン・チードル)は仕事にも家族にも恵まれている。

ある日、チャーリーとアランは、偶然ニューヨークの街で出会う。
学生の頃とは変わり果てたチャーリーの姿に、アランは驚く。
チャーリーは事故で家族を亡くし、孤独に心を閉ざしていた。
ルームメイトで友人だったアランは、チャーリーが心を
開くことを願って傍に寄り添う。

家族のことや9月11日のことに触れて欲しくない、
思い出さないことで何とか自分を保っているチャーリー。
しかし、映画の後半の裁判では家族や子供たちの写真を
見せつけられ、チャーリーの心を抉るように土足で入り込み、
チャーリーを傷つける。

チャーリーの心境をこれでもか!と言う程に細かく丁寧に
姿や態度で分かるように描き、
心配するアランの心境も細かい目線や態度で演じている。
裁判ではそれらが隠すところなく披露され、なんだか泣けました。

アランの奥さん役のジェイダ・ピンケット=スミスさんは
知的美人で素敵です。
Yukiko

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