再会の街での作品情報・感想・評価

「再会の街で」に投稿された感想・評価

【話すことで、癒されていく傷がある。】

アメリカ9.11のテロで家族を失った男が、大学のルームメイトと再会して傷を癒していくお話。

朝5時に目が覚めて、陽光射し込むリビングで鑑賞。

アダム・サンドラーが憂いを帯びたボブ・ディランの様だった。
ドン・チーゲルも上手い節回しで、そこまで9.11を押し出す事なく家族を失った男の悲しみを見せてくれる上品な映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

この映画なんか好きなんですよねえ。心を閉ざしてしまったチャーリーと偶然再会する元ルームメイトのアラン。序盤のぎこちない友情もあったかくて好きだし、チャーリーが初めて家族のことを話すシーンなんて心が震えるし、義父母に少しだけ寄り添った結果のチャーリーのキスも彼の心が解ける兆候のようなものを感じるし、全体的にすごく暖かいんだなあ。まだ彼は一歩を踏み出したばかり。2、3年後にはあの義父母と悲しみを分け合えるようになるといいよね。でも今日2回目を鑑賞してみて、結局あの明け方の雑踏をミニスクーターで駆けていく絵が好きなんだろうなあと思った。ヘッドホンしながらね。背中が寂しくて、空が寒そうで、街が美しくて。ミニスクーターが欲しくなります。
本当に深い哀しみに苛まれてしまった時、人はどうなってしまうのでしょうか?
主人公アダムのかつてのルームメイトであったチャーリーは、9.11で家族全員を失ってしまい、精神を病んでしまいます。
生きているだけでただ辛い日々。
それでも友人だったり、残された家族だったり、哀しみを共有しようと手を差し伸べてくれる人達の思いが、ちょっとづつではありますが、彼の氷の哀しみを溶かしていきます。
学生の時の友達って、何年たってもその人の素をわかっているから、どストライクに思いを伝えられるのかな…と思いました。
いろいろな人との関わりが心に響いてくる、素晴らしい作品でした。
赤足

赤足の感想・評価

3.9
家族、仕事に恵まれた歯科医アランは、ある日大学時代のルームメイトのチャーリーと偶然NYの街で再会する。学生の頃とあまりにも変貌した友人の姿に愕然とする。チャーリーは"9・11"で家族を亡くし、一人心を閉ざしていた。アランはチャーリーの心を開こうと努力するが…。

どこかに心を置き忘れてしまったチャーリーすべての情報や声からシャットアウトしもろくて今にも壊れそうな役をコメディ俳優で有名なアダムサンドラーが熱演。チャーリーを助けるアランを演技派のドン・チードルが演じる。アラン自身もチャーリーと関わっていくうちに自分自身で抱えていた問題に目を向け見つめなおしていく。ヒューマンドラマ。

時間が経過しても変わらないものはあり、人を思いやる大切さや絆や友情を教えてくれ自分自身を見直すキッカケにもなった大切な作品だ。何かに悩んだり不安になった時に是非見てほしい1本である。
まりあ

まりあの感想・評価

5.0
コミカルで思わず笑顔になるシーンもたくさんある一方、チャーリーの心の叫びが全身に響いてぎゅっと締め付けられるようなシーンもあってその振り幅にグッと引き込まれた。
なんか上手く言えないけどすごく好きな映画。テンポの良さも音楽も最高すごく良い。
どこもかしこも好きだけど中でもラストシーンはすごく好きで胸が高鳴る。

2人の友情とthe riverとスクーターに乾杯!
閉ざした主人公のその理由は自分には簡単に理解できないほどの苦しさ。
アダム・サンドラーのその苦しさに引きこもるような演技が素晴らかった。
wedge

wedgeの感想・評価

3.5
見たのはもう随分と昔。
でも覚えている作品。

当時は家庭持ってなかったので、
今見たら、
心に刺さるんだろうなと思って、
ちょっと怖くて見られない。
父親の立場としては特に。

でも父の方々にはオススメしたい。
明日は仕事辞めよう!と眠りにつき
朝になると、目覚ましでちゃんと起きて
支度して出勤してる
そんなもんよね

アダム・サンドラーが
ちょっぴりやつれて
笑顔無し
しかもロン毛

真面目な演技も出来るんや!

ドン・チードルいるだけで
グッと真面目な作品になるわぁ

1日のうちに娘3人と奥さん亡くしたら
心閉ざすよね

その辺の苦悩もうまく表現してる

よくわからないけど
曲がシーンと合ってて
いい曲やった

真面目サンドラーの🎧🎶
似合ってた
imagoo

imagooの感想・評価

3.1
2018年の200本目

#ReignOverMe
#MikeBinder
#AdamSandler
#DonCheadle
#JadaPinkettSmith
#LivTyler
Qvoymi

Qvoymiの感想・評価

5.0
9.11の飛行機事故で家族全員を失った男が生きて立ち直って行く物語。
身よりはないものの娘二人に美しい妻に恵まれ、歯科医としても成功していた男があの飛行機事故でその3人を一度に失ってしまう。仕事もせず妻の家族が面会を望んでも誰にも会わずに引き篭もり、ひたすらゲームに明け暮れる毎日。買い物帰りの彼を見掛けた大学時代のルームメイト(ドン・チードル)はそんな事情を知っていて彼が気になり再会を果たすが変わり果てた彼の姿に驚く。なんとかして彼を立ち直らせようとゲームやライヴ、飲みや映画に付き合うも人との付き合い方を忘れてしまった彼に振り回される。自身も家庭や仕事の問題を抱えつつもある日セラピーを強く勧め、彼に診断を受けさせるが、逆に事故や家族のことを強く思い出させてしまい逆効果となり彼は夜の街で拳銃をかざして警察に連行されてしまう。9.11の被害者家族を逮捕するわけには行かず、精神鑑定で無理やり入院させようとする司法と、一向に思い出を分かち合おうとしない妻の家族と裁判となり、幸せな頃の写真を見せ付けられたりと再びツラい思いをするが…
っていうお話。裁判になったのがなんだったか細かい話はちょっと曖昧なんだけど、アダムの演技が光った映画。普段コメディしか演じない彼が唯一演じたシリアスな役。9.11遺族としての哀しみがとても良く表れていたと思う。
普段の幸せな日常がある日突然全て奪われてしまう哀しみ。1人生きて行くのは地獄でしかないと思う。どう立ち直れと言うのか…。涙が止まらないストーリーにもラストにはひとさしの光が差す…悲しいけれど少しだけ前向きになれる映画。
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