再会の街での作品情報・感想・評価・動画配信

「再会の街で」に投稿された感想・評価

otibi

otibiの感想・評価

4.7
精神科シリーズ、今回はPTSD。
この作品は9.11で家族を失ったあとの男と、彼の大学時代の友人との再開から彼がリカバリーしていく話。

久しぶりに映画で泣いたな。
監督のマイクバインダーによると、この作品は9.11をテーマにしてるわけでなく、友情をテーマに残された人々の心の交流をテーマにしている。
 俺はこのような心の傷を持った人にどの様に話せばいいのか、そこに注目してみていた。精神科医のアンジェラの「誰かに心の中を話して、私でなくていい、誰かに」とチャーリーに言った台詞が印象的だった。

他には、音楽も良かったしクスッと笑える場面も多かった。NYの街も良かった。この作品は観た方がいいね
終盤に主人公が義父義母に思いの丈を吐露するシーンは胸が痛くて涙が出ました🛩
裁判で争ってはいるがお互い被害者で誰も悪くない🎥
作中で主人公がプレイしているゲーム『ワンダと巨像』のシナリオを知っていると、また感じるポイントが増えるかもしれません🎮
開始早々に下ネタから始まるから『コメディかな??🤔』って思うかもしれませんが、最後まで観てほしい記憶に残る作品
胸に突き刺さる名作

現実を受け止められない傷を背負った人間とそれを何とか癒そうと試みる旧友。人物背景心理描写を丁寧に描いてるのでグッと主人公二人に共鳴します。時折挟まれるジョークもハイセンス。
matsu

matsuの感想・評価

4.0
コメディな役の多いアダム・サンドラーが9.11で妻と3人の娘を失くし、何年たっても精神的に立ち直れない男性役を熱演!!

長髪で見慣れないアダム・サンドラーでしたが、素晴らしい演技力でした!! 本当に精神的に病んでいてヤバい人にしか見えない。

歯科医であり大学時代のルームメイトをドン・チードルが演じた。こちらも素晴らしい演技。

映画内に流れる音楽、特にSimple Man (グラハム・ナッシュ)、Love, Reign over me (The Who)などが良かった!!
wakana

wakanaの感想・評価

4.6
REIGN OVER ME


【公開初日】

涙無しでは見られない作品。

特にアダム・サンドラーの演技は絶賛したい!

音楽も効果的に使われている(タイトルもWHOの「Love, Reign Over Me」から採られているのかな?)

主人公を演じるアダムは9・11の遺族という設定なので、辛い部分もひしひしと伝わってくるのだが、最後には深い感動がその悲しみをも凌駕する。

リブ・タイラーも最初は「えっ!?なんかフツーになってる!?」ってビックリしたけど・・後半は普通に綺麗でした☆

顔を出してるドナルド・サザーランドもさすがの貫禄で見事!
アランは歯科大時代に同じ部屋に住んでいた親友チャーリーと、街で再会する。
チャーリーは妻子が乗った飛行機が911のテロに巻き込まれて家族を亡くし、重いPTSDを抱えながら世捨て人の様な生活をしていた。

同じ家族を亡くしているのだけれど、義父母とチャリーとでは悲しみ方が違う。
義父母は娘と孫が亡くなった事を受け入れているが、チャーリーは数年経っても、未だその事実と向き合う事すら出来ないでいる。

アランや義父母は、チャーリーが普通の生活を送れずにいるのは、悲しみを外に漏らさず心の中に溜め込んでいるせいでははないかと、カウンセリングを受けさせたいのだが、チャーリーにとって家族を思い起こさせる行為は、全てが苦痛だ。

かくいうアランも、大きな歯科医院を経営し、妻子もおり、裕福なのだけど、同僚達とは気が合わないし、家でも何故か息が詰まるように感じている。
同じビルの精神科医に挨拶がてら相談すると、ちゃんとカウンセリングを受けに来いといつも叱られている。
慰霊金で学生の様な気ままな暮らしをしているチャーリーと再会し、彼のペースで遊ぶ事で、本来の自分を取り戻していくアラン。

映画はすごく静かに静かに進んでいきます。
近しい人が亡くなっても、家族の中でも受け止め方が違い、まだそこで立ち止まっているのかと「まだか、まだか」と急き立てられる。
個人を悼んで悲しんでいるのは同じ筈なのに。

親友、家族だから心配しているのに、それが相手に伝わらないもどかしさ。
しかし、それはこちらの勝手なのかもしれない。
難しいですね…。

ただ、最後に嫁の立場から言わせてもらうと、どん底から立ち直るきっかけが新しい恋なのだとしたら、
「最初っからそこまで落ち込まんでよろしい!」
と言わせて頂きたい。
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
マイク・バインダー監督作。

NYを舞台に、妻子と共に順風満帆な生活を送りながら心にどこか虚しさを感じている歯科医:アランと、彼の大学時代の友人で9.11アメリカ同時多発テロで妻と3人の娘を一度に喪った悲しみから心を閉ざしている元歯科医:チャーリーの再会と心の触れ合いを描いていく人間ドラマの秀作で、ドン・チードル&アダム・サンドラーの名役者二人が境遇の異なる歯科医を演じています。

妻子を喪ったことで重いPTSDに苦しみ続けているチャーリーと、彼を心の闇から救い出そうと懸命に努めるアランの男同士の交流の日々を描き出していく人間ドラマとなっていて、いくら一緒に過ごしても自分のこと(特に亡くなった家族に関すること)を話そうとはしないチャーリーに粘り強く寄り添い続けるアランの人としての優しさと誠実さに胸を打たれます。妻子が亡くなって以来、頑なに心を閉ざしてきたチャーリーの“心の回復”を、いくら突き放そうとも親身になって傍に居続けてくれるアランとの関わりを通じて導き出していく人間ドラマであり、本作は9.11で傷つき苦しんだ総ての人々に対するマイク・バインダー監督からの一つの答えでもあります。

本職はコメディアンであるアダム・サンドラーがPTSDに苦しむ孤独な男を繊細に演じ切っていて、他者から家族について問われた際の心の動揺&暴挙は迫真の熱演となっています。また、彼に寄り添うもう一人の歯科医に扮したドン・チードルもサンドラーとは対照的に理性派な役柄を好演していますし、セラピスト役のリヴ・タイラー、判事役のドナルド・サザーランドも適材適所のキャスティングとなっています。
ドンチードルの変態に好かれる雰囲気何だろう。何でも許してくれそう。
No.3303

『"巨像"という名の喪失感と戦い続ける男』

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せ、せつない・・・涙

内容的に『マンチェスター・バイ・ザ・シー』と似ている部分があるが、孤独感に溢れた重い映画がご馳走の私には、大満足でした。

巨大な喪失感に苦しむチャーリー(アダム・サンドラー)を一生懸命に救おうとしているアラン(ドン・チードル)。

しかし、結局のところ、そのアランのほうが、周りの色んな人からカウンセリングされていることに気づく。

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チャーリーの抱える喪失感と孤独感の象徴として、ゲーム『ワンダと巨像』が印象的に使われている。

彼は暗い部屋でずっとこのゲームをやり続けている。

まるで巨像と戦うのが、彼の残りの人生の仕事ででもあるかのように・・・。

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確かに、久々に会ったルームメイトがここまで変り果ててたら驚くだろうし、自分だったらどうしてただろう、と考えてしまう。

きっとチャーリーは、かつては陽気で、誰からも愛され、音楽にも詳しく、一緒にいて楽しい男だったのだろう。

アランは、そんなかつての「チャーリー」と再会したかったのかもしれない。

アランの妻ジャニーン役を、ウィル・スミスの妻・ジェイダ・ピンケット=スミスが演じる。

アランとチャーリーは街中での、いろんな場所でのシーンが多いが、ジャニーンはほぼ、自宅でのシーンにしか出てこず、この対照性は意図的なのだと思うが、

だからこそ、『「チャーリーのことを思うアラン」のことを思う妻』という二重の思いが際立つ。
qp

qpの感想・評価

3.0
 歯科医のアランは家族とはうまいこといっておらず、同じクリニックのセラピストに待ち伏せして相談する日々です。よくわからない患者に言い寄られたりする中で、大学時代の旧友のチャーリーと偶然会います。チャーリーは911で家族を亡くし、アランも含めて過去のことを思い出さないようにしていて、という話です。

 911で家族を亡くした人を題材にした作品を初めて観ました。チャーリーは事故のショックが大きい中、大金を受け取って暮らしていて楽しみはなさそうです。アランが過去のことを触れた時のチャーリーの反応も最初はよくわかりませんでした。ある意味素直な反応ということがだんだんわかってきました。そのくらい私の遺族の気持ちへの理解は不十分でしたし、その理解は深まりました。

 ただ、アランとドナや妻、アンジェラの関係は必要なかったのかなという印象でした。確かに、チャーリーのおかげでアランの他の人との関り方は変わりはしましたが、それ以上にチャーリーに焦点を当ててほしかったです。

 また、義父母との関係も実際はどうなんだろうという気持ちです。娘や孫娘がなくなった理由はチャーリーのせいではないと感じるので、義父母のやり方は腑に落ちませんでした。最後の裁判でのシーンは裁判長が良かったと思います。

 チャーリーがアダムサンドラーであることに驚きました。全く違う印象になるんだなと思いました。
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