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her/世界でひとつの彼女のbotanicsのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
2.8
設定やテーマはまあいいとして恋愛の経緯が陳腐すぎてまったく記憶に残っておらず、数年ぶりに2回目見てしまった。
それでもほとんどどのシーンも覚えていない!
展開が大量生産の恋愛コミックレベルかそれ以下。OSに対して「人を失った辛さがわかるか」なんてありきたりな傷つけ方してみたり、恋愛が進展するエピソードが目隠しで子供みたいなお遊びすることだったり、昭和か!昭和の高校生か!
果てはちょっと距離置いてはすぐ戻ったり。オチもぶん投げ。
設定上、ほとんど会話劇なのに台詞がぜんぜん刺さらないのが致命的では。これで脚本賞とはおどろき。
ホアキンも悪くないが延々とアップで見たい顔ではない。
ただの代筆業なのに優雅な部屋に住んでたり、オフィスも街も清潔で広々としてたり、近未来SFにつきもののダークな雰囲気はない。それもあって全体的にお花畑な感じがする。まあ安アパートでOSに恋する話なんて悲惨すぎて見ていられないか。
あと個人用の手紙を勝手に〇〇するのもどうなの?っていう、いろいろと安易な感じの物語。
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