botanicsさんの映画レビュー・感想・評価

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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.9

DV夫のリアリティが感じられる。一番の被害者は子供なんだなというのもよくわかる。
もちろん夫=父親が最低なんだが、母親も愛情がありつつ子供を守り切れない。もっとやれることがあるだろうと思える。そういう
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

林檎とポラロイドを見たあと、監督が好きな映画ということで観賞。途中で見たことがあると気づいたが結末を覚えておらず最後まで。
ジムキャリーは内気な役がはまりすぎて最初誰かわからなった。ケイトはこの役には
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.1

ヨーロッパ映画らしく間がたっぷりで、話が暗いというより映像が暗い。
台詞は少なく心に残るものもあまりなかった。雰囲気を味わう映画かな。
ひたすら林檎はおいしそう。

重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.9

小日向さんの存在感はさすがだし子役含めて若手もみずみずしくてよかった。
ところどころ進行がまどろっこしいかな?と思えるところがあったが、いろいろ考えさせられるテーマ。ガンジーは好きな名言がいくつかある
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.4

美しいというだけで様々な男に欲望される不幸な女性のお話。事件の真相は…というミステリー要素もあり。
全体として雰囲気があって俳優陣も魅力的なので最後までじっくり見れたが、恋愛、女性蔑視、戦争、精神科医
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

ケイトがかっこよく演技もすばらしい。こういう役も似合うなあ。
冒頭から知らない固有名詞(主に音楽家の名前)がばんばん出てくるので調べながら見ていたらちょっと眠くなった。
後半は引き込まれて一気に見れた
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アジャストメント(2011年製作の映画)

3.0

読んでいた本に出てきたので見た。
絵的な面白さもあまりなく話もうだうだしてるので眠くなってしまった。
振り回されるエイドリアンかわいそすぎでしょ(笑)

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

2.8

設定やテーマはまあいいとして恋愛の経緯が陳腐すぎてまったく記憶に残っておらず、数年ぶりに2回目見てしまった。
それでもほとんどどのシーンも覚えていない!
展開が大量生産の恋愛コミックレベルかそれ以下。
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.6

嵐の夜のいわゆるクローズドサークルミステリー。
ほとんどが夜中進行するので全体的に画面が暗め。映画館のせいかもしれないが音がいちいち大きすぎた。
そこまで脅かすような演出しなくてもいいのにな。ホラーで
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

すごい迫力。やたらと映像がかっこいい。
ダンスシーンの印象が強くアクションコメディだと思っていたら結構シリアスな展開もあったりして大人向きでした。
3時間をものともしない脚本力もすごい。
一つだけ物足
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

倍賞千恵子がとにかくいい。
老人が静かに死と向き合う映画というとノマドランドを思い出すが、あちらはどこか軽さや明るさがあったのに対して、そんな余裕もなくひたすら重苦しく救いがないのが日本のリアル。
P
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

4.0

大事なことを衆人環視のなかでやってたりしゃべってたり気になるところはあるが全体としてテンポよく面白い。
何気に副操縦士が敢闘賞。

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.3

スペインのサスペンス映画ということで珍しさもあって観賞。科学捜査官がヘルスエンジェルスみたいだったり変わった味わいあり。
オイオイというきちゃないシーンがあったり〇〇にそんなことまでやらせる?というの
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.8

オースティンの映像化は作ってくれてありがとうという気持ちにになるのでだいたい甘くなる。
やっぱりラブコメの元祖だけあって何度読んでも観ても面白いお話。
映像も美しいし衣装もおしゃれ。ピンクなどパステル
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キャビン(2011年製作の映画)

3.9

なんじゃこりゃ・・・となるが結構好きかも。
こけおどしや無駄な残虐シーンがなく(ゼロではない)設定と脚本で見せる。最後はちょっとしたカタルシスがあり、あるシーンでは爆笑した。
皮肉もきいてるしある種社
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.3

キットの陰を帯びた瞳とジェイコブ君の純真な瞳にはひきつけられるんだが、物語としてはちょっと物足りない。
二人の立場と年齢を超えたつながりというものがいまいち伝わってこないのが大きい。
おそらく手紙の内
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.5

幅広い客層向けにビーンのやらかしはちょっと控えめ。
ラストのナルシズムたっぷりの退屈な映画が皮肉がきいてて笑えるし、それをぶっ壊すビーンが最高。
ビーン版ザ・キッドだね。

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シリアスで重い展開だがぐいぐい引き込まれるサスペンス。男の愚かさと女の愚かさを存分に描き切っている。
まあいわゆる胸糞映画の部類なんだが、個人の悲劇というより人間の愚かさが生む世の中の悲劇という感じで
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

ドント・ウォーリー・ダーリンが面白かったので同監督ということで鑑賞。
ハイスクールものはあまり見ないのだが、大人も楽しめるなかなかの1本と言えるのではないでしょうか。高校卒業間際のきらきらとした、そし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

トゥルーディテクティブのアリが良かったので鑑賞。この方の笑顔はいいね。
黒人差別はエグいし数十年前の現実に驚愕するが(今も変わってない部分があるだろう)、アリが飄々としてるのとあまり生々しく悲惨には描
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

ヒースのジョーカーを一つの完成形とするならば、こちらはいわゆる解釈違い。それぞれ好みがあるだろうがジョーカーの解釈としては個人的には2点。
善悪の線引きをあいまいにしたり、強いキャラクターを人間らしく
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.2

最初はただ楽しんでいるように見えるブランドンがだんだん苦悩していくあたりの描写はいい。セックス依存症ってやっぱ病気なんだなとわかる。
この2人の関係云々より、親から虐待を受けた兄妹なのかもしれないと想
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アンソニー・ホプキンスのリア王(2018年製作の映画)

3.0

子供の頃に寓話的に理解していた話が、こんな残酷物語だったとは知らなかった。
リア王の全体像を理解するにはよい。
ただ中途半端に現代風にしているので、設定の面白みが全然ない。
どうせならシャーロックみた
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ドリアン・グレイ/美しき肖像(1970年製作の映画)

3.2

ヘルムトバーガーの美でなんとかもってる。
映像の面白さは各所にあるが、全体としてB級っぽい。だがそれが面白い。

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.5

リアルの脱出ゲーム好きとしては、それをオーバーにした感じに見えて楽しめた。グロでインパクトを与えるという悪趣味なとことが一切ないのが好感を持てる。
しらじらしく嫌な奴がいないのも無駄なストレスがなくて
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.0

前半は何が起こるかわからないじわじわと不穏な感じが面白いんだが、後半スパイ大作戦ばりの怒涛の展開になり、ややご都合主義に進行する。
最初はめちゃ怯えてた秘書がなぜあんなに有能なうえに体を張るのかよくわ
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.9

複数のエピソードが目まぐるしく展開していく感じがいい。どこかしら傷んだ人々の話だが、根っからの悪人がいなくて、むしろいい奴がい多いのもよい。
主に描かれるのは親子葛藤だが変に盛り上げたりオチをつけよう
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

忍者集団に修行でお世話になっておいて最後ちょっとひどくね?ってとこで見る気なくして、あとは倍速。
原作でグールが悪者キャラで、渡辺謙が「ゴッサムシティを破壊する」なんて言ったとしても、あの時点じゃただ
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.0

世界はなかなかこうはいかないからこそ、こうあってほしいと思える話。TV放映の途中から見たので、UNEXTで見直し。
長いがトムの成長がていねいに描かれていて飽きない。

翻訳はTVのほうがていねいだっ
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.5

いやー面白かった。
軽いアクション物かトップガンの劣化版かみたいに思わせるこのメインビジュアルはやめたほうがいい。
最後はちゃんと人生を考えさせてくれる話。
メインの役者がそれぞれにいい。

赤い影(1973年製作の映画)

3.6

2人っきりで不気味に笑う老婆たちが、まんまマルホランドドライブの老夫婦だった。
いろんな映画に影響を与えたのだろうと思える作品。

さざなみ(2015年製作の映画)

4.6

スイミングプールがよかったので老いランプリングの映画を続けざまに見ているが、これもよい!
演技、存在感、老いてもお美しい姿・・・。
物語は老年夫婦の危機という意味ですごくよくできている。過去に嫉妬と言
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キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

4.1

アシスタントであるレオンのあまりの酷使されっぷりにキューブリックが嫌いになりそうなドキュメンタリー。
今で言うところのやりがい搾取ってやつ?
キューブリックは映画の製作費が安くて映画会社から褒められた
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

3.8

フリードキン・アンカットを見て気になって鑑賞。
15年前の作品ながら古さを感じさせない。結構面白いんだけどなぜ売れなかったのだろう。時代に合ってなかったのかな。今ならもうちょっと売れる気がする。
静か
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エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

3.8

ミステリーな作りなのに作品紹介がネタバレになっててびっくり! アメリカあたりでは有名な話で隠す必要もないのかもしれないが。
どこまで真実かわからないが、この時代にこんな女性が存在していたことに驚いた。
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.9

さすが人気恋愛映画、俳優陣が豪華なのもあって2時間超えの長尺をまったく感じさせない。コリンファースのエピソードが一番好き。こりゃ惚れちまうだろーというのが一番よく表現されていたし、ベッタベタのラストも>>続きを読む

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