このレビューはネタバレを含みます
WOWOWのアカデミー賞特集にて。
人間とPCのOSとの恋、というあらすじを聞いて、ちょっと特異なストーリーを想像していましたが、実際は王道のストレートなラブストーリーだなという印象。
むしろ普通の恋愛モノの洋画以上にディープなラブシーンが意外と多めなのも予想外で若干とまどいましたが笑、色彩の美しい映像と、素敵な旋律の音楽、主人公のセオドアが代筆する手紙や、OSのサマンサとの会話、どれもがとてもロマンティックで、すっかりこの世界観に浸ってしまいました。
セオドアがホアキン・フェニックスなんですね。
「ジョーカー」未鑑賞なので多分初めて?彼の出演作を観たのですが、とても繊細なお芝居に魅了されました。
OSのサマンサを演じたスカーレット・ヨハンソン、ちょっとハスキーな声が耳心地よくて素敵だなぁ。声だけでここまで感情の動きを表現できるの、すごいな。
2人がデートするシーン、観ているこちらまで幸せな気持ちになれてとても良かった。
セオドアとエイミーがようやく前を向く決意をするラストシーンも素敵。
人間とAIの共存がいよいよ現実的になってきた現代、
もはやLGBTとかの次元も通り越して、こういう恋愛の形も、そう遠くない未来に本当に増えてきそうな気がする。
ちょっとゾッとするような、興味深くもあるような。