映画のチケットを整理していたら今年のお正月に観ている作品が出てきた。『遥かなる勝利へ』?どんな内容だったっけ。と、いうことで検索してみる。いやだね、感激がなくて。
ニキータ・ミハルコフでした。
その昔に観た『太陽に灼かれて』の続編です。『太陽に灼かれて』は、主人公のロシア革命後の変転を黄色い色調で描いた作品で、スターリン大粛清を興奮して観ておりました。
本作はその後の主人公のことを描いているのですが、観ていて前作とどうも繋がらない。軍人である主人公はもっと階級が上のはずなんだが、と?マークが頭を巡りました。
何とか納得させて観続けましたが、主人公ってこんなに軽かったっけ。威風堂々としていたはず、と困惑。癇癪は起こすし。これも苦労のせいかな。
小さい頃は可愛かったナージャという主人公の娘が登場するんですが、大分変っちゃって拍子抜け。ラストで離れ離れになっていた父娘の再会はあるんですけどほんの束の間で、つくづく何もかもから見放された人です。
物語に唐突感を感じたのは2作の間に『戦火のナージャ』という、娘に焦点を当てたまだ観ぬ作品があったからでした。
まとめてオールナイト上映会でもやってくれないかな。