食料危機により人類滅亡の危機に瀕している近未来。
元宇宙飛行士クーパーは、人類が新たに住める星を探すために再び宇宙へ。
間違いなく今年最高の映画!
文句なしに満足です。
人口増加、環境破壊。
人類にとって最も起こりうるであろう食糧難による滅亡の危機。
軍隊も宇宙飛行士もいらない。
農家になることが一番の理想。
妙に現実味のある世界観は少し不気味。
そして生きて帰れるかどうかわからない宇宙の彼方への任務。
家族と遠く離れ、時間の流れさえ全く違う。
世界滅亡など知るよしもない子供たちの父への願い。
子供たちに平穏な暮らしを与えてやりたい父の願い。
SFだけでなく、家族の愛を十分に描いていて、何度も目頭が熱くなる。
故郷は遠きにありて思うもの
なんて言葉があったけど、その通りなんだろうなと。
家族というのは何よりも大事な存在であり、側にいてほしいもの。
家族に会いたくなる。
そして孤独は人が何よりも恐れるもの。
どんなに強い者であろうとも。
孤独を味わったことのある者はそこに何かを見いだす。
手をさしのべてあげること、側にいてあげることの意味を知る。
「愛?ハッ!カッコつけんな!」
と思う人に見てほしい。
科学では決して解明できない偉大な存在に(カッコつけてる)。
相対性理論、ワームホール、ブラックホール、五次元空間などなど。
理科嫌いな自分が唯一好きだった宇宙。
難しい理論がたくさんでてくるけど、説明がいいのか、なんとなくわかったような気になる。
理論の正当性もどうやら見所のひとつのようです。
緻密に練られたストーリーはひとつの穴もない。
ラストに向かうにつれて全ての伏線が解けていくあの高揚感は久々に味わった。
最後までサラッと済ませずにしっかり作り込んでくれる。
映像も本当に素晴らしくて、時々酔いそうになってしまうくらい(笑)。
壮大な宇宙の画は見ていて飽きない。
マシューマコノヒー、アンハサウェイはじめ、もうほんとに見事な演技で圧倒される。
マコノヒーがカッコよすぎる。
それとあのロボットたち愛くるしい!
今はこんなに人型に近づけようとしてるのに未来はあんなんになるのかしら(笑)。
いい映画見ました。
しばらく頭から離れそうにないし興奮冷めやらない。
ノーラン師匠、ありがとうございます。
お腹一杯です。