図師雪鷹

インターステラーの図師雪鷹のレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0
この映画は本当に傑作だ。
家族愛というテーマをSFという題材で1番上手く調理した作品だと思う。

舞台は未来の地球。吹き荒れる土が農作物を脅かし、もう誰も住めなくなる直前に迫っていた。そんな中、主人公の宇宙飛行士クーパーはNASAの、地球人が住める新たな星を探しに行くというミッションに参加する。家族を置いて。

この映画は特に、相対性理論とかワームホールの描写とかがしっかりしている。こんなにしっかりしている映画は今までなかったらしい。それだけに、この映画で描かれるストーリーは初めて見た人の度肝を抜くものになっている。
例えば、最初に調査しに行った星が〇〇の近くにあり、その星は有機物はあるが〇〇なのでクルー達は大変な危機に陥る。そしてその星から帰ってきたとき発覚する〇〇。その時クーパーが見せる涙で感動しない人はいないだろう。
これは結構なハードSFなので躊躇してしまう人もいるかもしれないが、この映画ではさっきも言ったように意外性のあるストーリー、ユーモア、アクションなどエンタメ要素もふんだんに含まれるため大丈夫だと思う。自分も理系科目は全然得意じゃないけど楽しめた。知ってる人の方がもっと楽しめることは言うまでもないが笑。

この映画は長いが、むしろこの長さの方がありがたい。この映画で、宇宙上で起こる様々な出来事を目にすることで、ストーリーに感動させられるだけでなく、長い長い宇宙旅行をしてきたという気分にさせてくれるからだ。こんな映画はなかなかない。
図師雪鷹

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