速さの限界を突き止めるような車のエンジン音にとてつもなく鼓動を動かされた。
時は1960年代半ば、カーレース界で最強の速さをもつフェラーリを打ち破るために、落ち目のフォード社が元レーサーのカーデザイナーであるシェルビーと最強ドライバーのマイルズを擁して挑む。
まだ…
まだ…
今だ。
ゴールを一位で突っ切るために吊り橋を渡るように可能性を見出していく男たちの物語に終始魅せられた。
レースを彩るサウンドからは男たちの覚悟と勝利への執念が伝わってきて、結末にたどり着くまで画面から目を離せなくなった。
あの結末は正直予想出来なかったが…。歴史上の事実なのに…。
そして、意外に笑えるシーンが多いのがポイント。
個人的には、"どろんこおっさんずファイト" がめちゃくちゃ笑えた。