オレンチ

インターステラーのオレンチのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.8
Blu-ray買った記念に二度目の鑑賞。

やっぱりとてつもなくロマンの詰まった映画だ。
映画の冒頭、月面着陸は嘘という学校の先生にキレるクーパーを見て瞬時に惚れました。
宇宙を夢見る人間なら月面着陸の瞬間は誰もが希望そのもののはず。
同時にこのシーンでこの映画の主演はまだ夢を捨てきれず宇宙を追いかけてることがわかりました。

大航海時代に人々がロマンを追いかけ新たな土地を信じて冒険したように、新たな星を信じて宇宙を旅する…ロマンありすぎるでしょ!

宇宙を夢見る子供達に語りかけてるんだと僕は思います。

また、宇宙旅行をするSFについて昔からずっと気になっていたことに対してもしっかり触れてくれています。残された者についてです。
宇宙旅行には莫大にかかる時間がつきものです。冷凍睡眠だったり相対性理論だったりと影響のでるものは様々ですが、旅をする人にもその影響外で生活する親しい人がいるはずでその人達との関係は一体どうなってるのかな?とずっと疑問でした。

本作では相対性理論がもたらす時間の障害について、非常に人間味が溢れる、家族愛という形で描かれてるのが印象的で泣かされました。

近年のノーラン映画は盛り上がるべき所で着々と確実に気持ちを盛り上げてくれるし、エンディングに向かっていく畳み掛けが凄いです。
そして映画は終わるけど登場人物達の物語は終わらない。そんな雰囲気の最高のタイミング幕を下ろしてくれるためずっと余韻に浸れます。

完全にノーラン信者です。す