字幕版で鑑賞。3時間弱あるからと今まで敬遠していたのを後悔するほど面白かった。どんな頭をしていたらこんな話を作れるのだろう笑
複雑な設定を持つSF映画でありながら、愛が重要なファクターとなっている。宇宙に行く前、家族との別れの段階からグッと引き込まれた。助手席を見るシーンでもう泣きそう。
全編通して人間の素晴らしさと業の深さが描かれ、こりゃ人類滅びても仕方ないわ〜と感じたり、いややっぱり生き残って欲しい！と思わされたりした。
SF映画って世界観や設定を理解して入り込むまでに時間がかかり、それまでは退屈に感じたりするものだが、この映画は説明口調は少なめで、主人公家族の（自分たちの世界とは異なる）日常から推定させ、家族愛のドラマを挟みつつ進めていくことで全く退屈さを感じなかった。あくまで多くを説明しないことで鑑賞者に世界観について想像の余地を持たせていたのも、退屈しない一因かもしれない。
とにかく自分のように時間が長いから…とまだ見てない人は今すぐ見るべき。
