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カイジ ファイナルゲームのaaaaのレビュー・感想・評価

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)
3.5
巷では酷評されてるらしいが、自分は割と好き。1を超えるとはいかないまでも、十分楽しめるのでは?と思う。

まず、東京五輪後に衰退した日本、ということで現代の問題や情勢を上手く絡めて原作やこれまでの映画とは異なる「今風の」カイジに仕上げていたことを評価したい。

肝心のゲーム部分についてだが、ありきたりな展開や、「えぇ…」と拍子抜けする部分もあるが、「そうきたか!」と膝を打つ場面もあった。全体としては悪くないと思う。特に、「最後の審判」終盤からいくつもの勝負が畳みかけられていき、多少の粗は気にならないくらいの勢いそのままに物語の最後まで持っていくのは良かった。

少々残念だったのは、カイジ陣営のキャラに魅力が無かったこと。喧しいし、ゲームの伏線のためだけに生み出されたようなラッキーガール(アイテムガールと言うべきか?)はもうちょっとどうにかして欲しい。敵味方問わず全体的にイケメンが多かったことも、良くも悪くもカイジらしくない気がした。画的には良いし、集客効果も考えられてのことだろうが、やっぱり小汚い、悲壮感漂うオッさんがもっと必要!と思うのは自分だけだろうか?

いずれにせよ、「『藤原竜也の』カイジ」が好きな人は見て損は無いと思う。流石の演技力だ。
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