アァーーーーーー

ノスタルジアのアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

ノスタルジア(1983年製作の映画)
4.2
兎にも角にも、映像の美しさ。

白黒とカラーの完璧な融合を実現し、かつてない場所にまで足を踏み入れている物凄い作品。

グレーと緑のコントラスト。
回想シーンではフィルムの質感さえも変えたり、多分、わざとノイズまで入れている。
部屋のシーンの長回しは絵画の様。
そして像の上で何する驚愕のアナログスクラッチ。。

質感はもろテオアンゲロプロスと被るものの、
構図の緻密さや色彩の凄さで言ったらベルナルドベルトルッチの最強映画「暗殺の森」を連想した。
同監督作品で例えるなら
構成はサクリファイス
意味不明さはソラリス
映像の質感はストーカー
を連想。

ただし会話やストーリーは完全に意味不明。
全くもって理解できないまま終了。
映画には理解できるだけのストーリーがないと評価出来ない人間なので、
そう言った意味では同監督のサクリファイスの方が評価は上。


ラストシーンが本当に実在する場所なら是非とも死ぬまでに行ってみたい。
アァーーーーーー

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