大分前に録画してあったものを観ました。
正直、何となくで観たので、なにも知らずに観たのですが、
予想の斜め上を行ってくれました。
ウェス・アンダーソン監督は初めて観たのですが、
完全に彼の世界に魅了されました。
美術とかいう次元ではなく、彼の世界を作り上げていました。
色彩が場面場面で合っていて。本当に選び抜かれた色で作っているな思います。
そして、水平のカメラワーク。画面のサイズの変化。
また、笑ってしまうところもあり、そこもまた好きです。
のめり込むというか、のめり込ませる、画面にもストーリーにも夢中です。好きですね。
そして、レイフ・ファインズをはじめとする俳優陣。
いやぁ、つかみどころのない、グスタフ。こう、ヴォルデモートの印象が強すぎるんですけど、
新たな彼の一面が観られました。
トニー・レボロリ(ゼロ)。彼の瞳には吸い込まれてしまいます。
作り込まれた世界観にすべての俳優が入っていて、俳優の作品への愛も感じます。
そして、マンチェスター・バイ・ザ・シー前夜の彼を観られたのもうれしかったです。
いやぁ、ウェスアンダーソン監督、目が離せない監督になりました。
