ジェームズ・ガン監督、復帰おめでとう‼︎
降板劇後もキャスト全員が連名で署名を出したり、監督が決まらなかったりと、ファンをやきもきさせたまま企画が進んでいたGotG vol.3。
水面下ではしっかり監督と交渉が行われてたんですね。
誰もが納得、誰もが望んだ復帰です。
vol.2はレビューあげてるんですけど、vol.1はまだあげてなかったので、この機会に。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。略してGotG(原題はGuardians of the GalaxyだからGotGになりますね)。
劇場で公開した時はそんなに興味がなくて、DVDで借りてみたんだけど、これ程劇場で観ておけば良かった…と後悔した作品も少ないです。
オープニングは切ないドラマが観客を待ち受け、あれ、聞いていた話と違う…と思っていると、マーベルのタイトルロゴが映し出され、ここから本格的にGotGの世界が幕を開けます。
そして流れるRedboneの「come and get your love」。
もう最高です。なんてセンスの良さ‼︎
主人公は宇宙を股にかけるトレジャーハンター、ピーター・クイル。またの名をスターロード。
でも思った以上に名前が知れ渡っていないことに爆笑。
女に弱くて、口が上手くて、おちゃらけてる。
ちょっと信用がおけないけど、いざとなった時の肝っ玉の座りっぷりが頼もしい。
そのピーターが手に入れた謎の球体、オーブを狙うのが、緑色の肌を持つ女暗殺者、ガモーラ。
宇宙の支配を目論むサノスの養女で、驚異的な戦闘能力を持つ。
小さい頃にサノスによって両親を殺されており、以来いつかはサノスをこの手で仕留めたいと願っており、また愛情を知らずに育ってきた。
賞金のかかったピーターを狙うのは、これまた賞金稼ぎのロケットと、相棒のグルート。
どこからどうみてもアライグマの姿をしたロケットは、口が悪くて気性が荒く、手癖も悪いが、機械をいじらせたら宇宙一。
相棒のグルートは、こちらはどうみても、ただの木。話す言葉は「私はグルート」だけ。
怒らせると自らの手を伸ばして相手に襲いかかったりするが、仲間思いの優しさも持ち合わせている。
最初この4人が主人公だと思っていたんだけど(4人のキャラが濃すぎる)、忘れていけないのが、ドラッグス。
愛する家族をクリー人のロナンに殺され、復讐に燃える巨漢の破壊者。
言われた言葉をそのまま受け取る為、ジョークや抽象的な言葉は全く通じないが、一度分かり合えば絶対的に相手を信頼する、気持ちのいい男。
ナイフ使いの名人でもある。
この5人が刑務所で出会い、互いの私欲と私情の為にチームを結成。
オーブを狙ってくるロナンに立ち向かう。
彼らは皆家族を失った悲しみを抱えている、ロケットとグルートに関しては語られないが。
いや、ロケットがあれだけ他人を信用しないのは、きっと過去に何かがあったのだろうことを匂わせるし、グルートにはロケットが唯一の理解者であり、やがてピーター達が家族になるのだ。
はみ出し者にははみ出し者の孤独があり、それが彼らを結束させる。
映画が終わる頃には、グルートは新しい単語を覚え、しかもロケットの通訳なくしてもグルートが何を言わんとしているのか、しっかり観客にも伝わってくるそのエモーショナルな演出。
なんて、それはGotGの一面であることに変わりないが、あくまでもこの作品の素晴らしさは、そのノリとゴキゲンな音楽だ。
ピーター達がロナンとの対決に向かうシーンではThe Runawaysの「Cherry Bomb」が流れ、テンションが上がる。エンディングはJackson 5の「I Want You Back」‼︎これが流れた瞬間、この作品が如何に楽しい映画であったか、しっかり観客の頭に刻みつけられる見事な選曲です。
地球を守るアベンジャーズは、勿論カッコイイと思います。
でも僕には、ガーディアンズみたいな連中に守られている方が、宇宙は幸せだなぁと思えてしまう。
それからこの人も忘れてならない、ピーターの育ての親、ヨンドゥ・ウドンタ‼︎マイケル・ルーカー‼︎
どこか食えない、曲者の宇宙海賊船長。
僕ならジャック・スパロウより、ヨンドゥについていく‼︎
口笛一つで、自在に飛び回る矢を操り、敵を一網打尽にするシーンは圧巻の一言。アンタ男だよ‼︎
これを見たら、続けてリミックスを見ずにはいられません‼︎
まだご覧になってない方、絶対損はさせません、リミックスもお早めに‼︎
今劇場はキャプテン・マーベルでごった返しているでしょう。
僕はまだしばらく行けないな…。
エンドゲームの本予告も公開され、既に待ちきれない状況です。
とにかく、ガーディアンズの活躍に期待大。
予告ではロケットもしっかり大活躍してるし、ガモーラの妹、ネビュラがキーにもなってきそう。
あ〜、早く観たい〜‼︎
GotGの最新作も頼みますよ、監督‼︎
MCU 10作目
