やまちゃん

鑑定士と顔のない依頼人のやまちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

胸糞悪い。
あらすじだけ読んで視聴して
主人公が絵画の謎を解明していくのかなと思っていた。

実際は主人公が才能を認めなかった
友人である画家が復讐のために
場所や美女(クレア)、仕事のパートナーまで用意して廃人にさせただけだった。

監督はハッピーエンドだって言っているみたいだけど、全く思えない。
いつも行っていた高級レストランとは対照的なカフェで、いつかクレアが来るのを待っているのも
高齢者施設でぼーっとしてリハビリしているのも辛かった。
ただ孤独だった老人が愛だけ知って突き放されて可哀想だった。

ただ、「最後の手紙がクレアからの手紙で
リハビリしてカフェで待っていて
クレアがじきに来る」って言う
私が思った時系列じゃない考え方もあってなるほどなとは思った。

クレアが「何があっても愛している」って言ったのは嘘か本当か、
「偽物の中にも真実はある」っていうのは
どこまでが真実なのか
最後までモヤモヤした。

美人局だろうなって思ってたけど
そんな大掛かりな裏切りだと思っていなかったのと、
屋敷の本当の持ち主やその言動に驚いたのでモヤモヤは残るけれど評価は高めかな。