Narmy

ナタリーのNarmyのレビュー・感想・評価

ナタリー(2011年製作の映画)
3.3
フランス人のナタリーは、カフェで運命の人に出会う。
始まりはお洒落な街並みにお洒落なカフェ、そしてお洒落な恋愛、、「刻刻と流れる時間」や「歩く」ということを強調する映像とともにトントン拍子にストーリーは進むんだけど幸福はそう長くは続かない、、

印象的なのはアップを多用し人物を追いかけるように撮られた映像。
角度もマチマチで、カメラワークだけで、喜怒哀楽を表現する。
周りが鮮やかであればあるほど引き立つ不幸。
ある場面は時の流れを一瞬にして進めているし、人物の目線を変えるのも面白い。

人生なんて何が起こるかわからない。
ただ、どんな出来事も時が必ず癒してくれるということ。
自分でも気づかないうちに自然に治癒し回復した心が動き出すシーンは少し急でビックリするけど、理屈ではない何かを感じたのかな。
シリアスなだけではなく時にはクスッと笑え、何よりも知らず知らずに恋愛の最高のテクニックをみせるスウェーデン人のマーカスに終盤はすっかり目が釘付けになった。
この人すごいわ、もてもてナタリーをふりまわしてる(笑)

ナタリーの派手ではないんだけど、どこかお洒落な服装は参考になるな~。
めちゃくちゃ薄~い体型だから余計にシンプルな服が際立つし、何度も着回ししてるとことかも自然な感じでよかった。

情熱的に熱く盛り上がる恋愛もあれば、静かに徐々に心が温かくなる恋愛もある。
若い時は断然情熱派だったけど、今だとすっかり心がじんわり温かくなる派に共感しまくりの自分にもビックリ(笑)
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