raga

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のragaのレビュー・感想・評価

4.0
ジョン・F・ケネディ暗殺事件を通して周囲の人びとが混乱していく過程が描かれる。医療従事者、シークレットサービス、FBI捜査官、8ミリカメラで事件を撮った服飾店の男、そして容疑者オズワルドの兄と母親、報道された情報の裏側で何が起きていたのか、憤りや悲しみ、悔いや自省が渦のように社会を掻き乱していく。倫理は流動的であることが露呈してしまう心の弱さはコミュニティーの脆弱性にも繋がっている。怖い、だが希望を捨てないことが人の性(さが)である。
raga

raga