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アデル、ブルーは熱い色のmmas02のレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
2.0
同性愛に揺れ動くアデルの素の日常を淡々と描いた作品。

長い上映時間を経て突如訪れる締まりのない終わり。
終始ダラダラしたアデルの日常をボーッと傍観したが、結局何が言いたいのか分からない・・・。
振り返ってみるとアデルの生活にも締まりがなかったなぁ(口開けて寝るし、ご飯の食べ方汚い)。

登場人物達はそれぞれの得意分野(音楽・芸術・料理・仕事なんか)のうんちくを好き勝手に話し続けるけど、それらを理解できるかどうかで没入度が違ってくるのかな?
ハイセンスな知識を持ち合わせていない私には、そこら辺が全然理解できなかったからつまらないと感じたのかも。

ただ、アデルの孤独や嫉妬、エマの怒りの描写はとても丁寧に映されていて感情移入できた。

芸術に対する美学が強調されている本作だけど、煙草のポイ捨てや公然わいせつが平気で繰り返されるシーンは美しさの欠片もなくて如何なものでしょう。
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