NobuhisaTakasaki

なにもこわいことはないのNobuhisaTakasakiのレビュー・感想・評価

なにもこわいことはない(2013年製作の映画)
2.8
こういった長回しで淡々と見せる映画は好きなほうだ。ほんとに微妙な感情の動きが画面から滲み出てくる感覚はあった。けれど、あまりに仄かすぎたのかな。登場人物の中にこれといって個性の強い人間がいるわけでもないので、どちらかと言うと観客がこの映画の魅力を探さなければいけない。寝室を横の部屋から抜いたショットや、花屋のシーン等、いいなぁと思うところはあったが、少し物足りない。とにかく、監督に話を聞きたくて仕方がない。僕がこの作品の良さを掴んでいないだけかもしれないし。