NobuhisaTakasakiさんの映画レビュー・感想・評価

NobuhisaTakasaki

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私の男(2013年製作の映画)

4.1

キャストと監督目当てで観に行った。
シネスコにおさまりきらない流氷には鳥肌がたった。全体を通して、なにか煙がかってて、ざらざらした感じは好みだった。

めちゃめちゃ考えさせられた。愛とか家族とかってほ
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ノラ(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うむ。染谷さんの存在感はやっぱ凄い。今や引っ張りだこの理由がよく分かる。
ああいった実験映像は個人的に好きやし、冒頭の掴みはよかったと思う。けれど、そのあとの情報の出し方、物語の進め方が、いまいちしっ
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.0

凄まじい人間ドラマ。人間って汚くて美しい。こんな重厚な映画撮りたいなぁって思った。
誰が悪いかなんて決めつけられない。
ガラス越しの会話、音の演出に唸った。

チェブラーシカ(1969年製作の映画)

4.5

ちぇぶらああああああしかぁぁ。あぁ、もう愛らしい。抱きしめたい。ゲーナの音楽も最高だわほんとに。
ここまで広い世代が楽しめる作品は偉大だ。ノルシュテインが弟子入りしていたのも納得!

自由と壁とヒップホップ(2008年製作の映画)

3.9

パレスチナのラップは今まで聴いたことがなかったが、ここまで仕上がってるとは予想できなかった。彼らの強いられてる環境に音楽で立ち向かおうとする姿に心を揺さぶられた。やはり、音楽だ。暴力ではない。イスラエ>>続きを読む

なにもこわいことはない(2013年製作の映画)

2.8

こういった長回しで淡々と見せる映画は好きなほうだ。ほんとに微妙な感情の動きが画面から滲み出てくる感覚はあった。けれど、あまりに仄かすぎたのかな。登場人物の中にこれといって個性の強い人間がいるわけでもな>>続きを読む

共喰い(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

腐りかけの淀んだ世界観は好きだった。血の繋がりというのはここまで強固で切っても切れないものなのか。考えようによっちゃどーでもいいことだけど、やはりなんだかんだ家族なんだよなぁとも思う。見終わったあとに>>続きを読む

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.5

映画でもって事件を風化させず、世に広めるのは意義のあることだと思う。見終わったあとに、この事件について調べてみようと思わせた時点で、この映画が作られた意味がある。どこまで真実か分からないにせよ、偏見や>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.0

観終わってしばらく立てなかった。言葉が出ない。カメラが家から出ることはなく、ひたすらに冷たく置かれているだけ。目の前で起こっていることを我々はひたすら受けとることしかできない。目が離せない。ここまで観>>続きを読む

ほとりの朔子(2013年製作の映画)

4.2

二階堂ふみさん観たさに行ったが、まずスタンダードサイズに唸ってしまった。んでもって、いちいち美しいショットが出てくる。川に朔子が入るショットは文字通り、息を飲んだ。会話で魅せれるってほんとにすごいと思>>続きを読む

ヤング・ヤクザ(2008年製作の映画)

3.7

終始退屈せず楽しめた。組織としてどうあるべきか等の熊谷組長の話は、ヤクザかどうかは抜きにして賛成できる部分があった。何より思うのは、やっぱり暴力団をただ一方的に排除しようとする動きは如何なものかと思う>>続きを読む

旅人は夢を奏でる(2012年製作の映画)

4.3

皆欠陥だらけ。糖尿病、×付き、夫婦不仲、アルツハイマー、ドラッグ、前科持ち……だけど、魅力的でいとおしい。最初はなぜこんなに素直に父親を受け入れてるんだろうと不思議に思い、作品にすっと入れなかった。け>>続きを読む

家族の灯り(2012年製作の映画)

4.0

絵画的で演劇的。
一つ一つのショットが独立していて、家の構造が掴みきれない。温かいようで冷たい世界の切り取り方。
人物の表情、喋りから、これまでの彼らの人生が頭の中に広がっていく。家の中からほとんどカ
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ワンダー・フル!!(2014年製作の映画)

3.9

音と運動の連続の中に身を委ねると、不思議な快楽に襲われた。
生命の力、生きる喜びに溢れている。大自然に身を置いた時と似た感覚かもしれない。
これは家の小さな画面で観てもあまり意味がない。