じいさんは「殺された人の気持ちがわかった」って言ってるけど、それじいさんが言っちゃだめだよ
観てるこっちも被害者も、「んなわけあるか!」って意地でも言いたくなる
人はそれを罪だと認識するから、その行いに苦しむ
当人は罪であることを人殺しでさえ気付けないんだから、いじめとかは本当にわからないんだろうって思えた
罪の意識ってその社会とか、共同体で共有される意識の問題だと思ってたし、そういう部分はあると思う
でもこの映画では演技を通して、たった1人のじいさんだけが自分の罪を認識したように思う
戦争犯罪者は普通のひとで、その普通の人がなんで戦争犯罪なんか出来るんだっていう問題に、その国の体制、社会がそうさせるんだ、っていう解答をすることがある
でも本当はそれだけじゃないんじゃないかな〜、まだ考える余地があるんじゃないかな〜、ってことを感じた映画だった