綺麗なジャイアン

7番房の奇跡の綺麗なジャイアンのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

泣く気満々で観たけど一切泣けなかった。
面白くないんじゃなくて
主人公が自分とは合わなかった。
知的障害者だと分かってるけど
誰も得しない自己犠牲はイライラして
見てられない。

この映画を酷評してる人の多くは「現実味がない」
でもそれはお門違いな意見やと思ってる。
ドラえもん見て
四次元ポケットなんかあるわけないって
言ってるのと同じやから。


お涙頂戴でも全然気にせず泣く。
泣かせにかかってんな〜って
冷めた目で見るのは好きじゃない。

でも泣けなかった。
自分には合わなかった。
障害者が上手く利用されて
弱者が搾取される不条理な世の中で
親子の絆だけは…とかまぁ分かってんやけど
皆がくれたチャンスを棒に振った奴に
同情できなかった。


気球だってそう、
皆が自分のために頑張ってくれたのに。

ほんで最後の日は泣き崩れる。
いつもの3.2.1で振り返って
じゃれあうこともせず、
ごめんなさいごめんなさいって
なにしてんじゃ、親父(笑)

自分が皆の思いを踏みにじってまで、
自分の人生諦めてまで、
娘のことを思って選んだんやろ。
最後くらい娘を泣かすなよ…と。

まぁそれができひんのも分かるけど。
想像力とか理解力やったり、
責任能力がないのも分かるけど。

ただひたすら自分には刺さらなかった。


ライフイズビューティフルが観たくなった。