良作。震災映画でもある。生きることと生活するってことは違うんだなと思った。食らう惨めさも。優しくない人間ってホントいるからね。
朝ゴミ回収より早い時間に缶を漁る音が聞こえたり、山手線を乗降りして網棚から雑誌を拾う人や新宿LABIの脇で雑誌売ってる人とか。よく見かけるけど、誰にも話したことない人たちの存在。
その仕組みがちょっとわかって、この映画に出てくる様な人たちはこの映画を見ることはないけど、こういう生活をしてる人、特に東京だとザラにいるってことを他人事じゃなく見れる作品。
どんな生き方をしててもやはり人は人と繋がってなきゃヤバいのかもね。
井上順さん、素敵です。