Azmin

それでも夜は明けるのAzminのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.7
再鑑賞。
実話を映画化。

これは辛いストーリー。
黒人差別を扱う作品はあまり好きでは無いけど、つい見てしまう。
自由黒人ソロモンが白人の罠にはまり、いつの間にか奴隷にされ、鎖で繋がれるこの屈辱感。

それでもソロモンが人間としての誇りを失わず、常に前を向いて生き続けた精神力には頭が下がる。
しかし農園で彼が経験した首吊りリンチシーンだけはキツかった。
あんなのが実際にあったなんて酷すぎる。

最後は静かな感動の展開が待ってるんですが、それに貢献したカナダ人を演じたブラピ。
さすがの存在感だった。

マイケル・ファスベンダーの奴隷主
役はなかなか強烈で、冷酷で過激な人間なのに心の中では自分に自信がなく、奴隷の中のパッツィに対して物凄い執着心を見せる。
嫌な奴だけど、弱みを持つ部分はちょっと人間らしいなと一瞬思ってしまう。
ポール・ダノの白人の虫ケラ(失礼)みたいな役も印象深い。
シリアス一色で重い内容でした。
Azmin

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