トムトム

七人のおたく cult sevenのトムトムのレビュー・感想・評価

七人のおたく cult seven(1992年製作の映画)
3.5
かなり久しぶりに観ましたが………

あれ?意外と面白い。

「ヲタクに恋は難しい」のレビューで今作を作った時代からオタクの描き方がアップデートされていないのではないか?と書きましたが、この時代のオタクヤベェな。

武田真治演じるアイドルオタクの同人誌を作るためにアイドルを尾行して実家の住所をファンに売りつけるというヤバさ。
昔は普通に雑誌に住所とか載ってた時期もありましたが。

この時期のアイドルオタク達の描写は今のアイドルや声優ファン達とあまり変わらないのもビックリしました。

劇中の同人誌即売会の描写が懐かしすぎてクラクラきました。
コスプレがセーラームーンとかラムちゃんとか聖闘士星矢やウッチャンがアカレンジャーのコスプレしてたり、売っている同人誌が「天空戦記シュラト」とかCLAMPの「聖伝」とか懐かしすぎます。

Macオタクの江口洋介が持ってくるMacintoshとかPower BOOKがグッときます。

何オタクなのかわからない山口智子のエロさが凄いです。

そして何よりウッチャンのアクションのキレがなかなか凄いです。
見た目もジャッキーに近いですし、ウッチャンを見てジャッキーが「ツインドラゴン」を思いついたという都市伝説が流れたのも納得です。

京野ことみがアイドル京野ことみとして出ているので、むかしアイドルだったのかと思いましたが今作のアイドル役がデビュー作みたいですね。

バブルガムブラザーズのエンディング曲含めて無茶苦茶ノスタルジーを感じる一作でした。

今作が28年前の作品という事実に驚愕しています。
「ヲタクに恋は難しい」も30年くらい寝かしたら楽しく見られるかも。
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