ミシンそば

恐怖のまわり道のミシンそばのレビュー・感想・評価

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)
3.5
非常に分かりやすい、運の悪い(利己的な)男があれよあれよと破滅の環に引き込まれていくフィルムノワール。

冒頭の時点で実は九割がた話が終わっていて、主人公の独白でそこに至るまでを描く構成を、この時代に撮っていたのは非常に挑戦的だ。
「市民ケーン」…とは少し違うから何とも言い難いが、それを彷彿とさせつつ、非常にタイトに仕上げてて観やすかった。