鰯

なんちゃって家族の鰯のレビュー・感想・評価

なんちゃって家族(2013年製作の映画)
4.0
家族...?

麻薬密売人のデヴィットは、不良集団に麻薬と金を奪われてしまう。元締めから「メキシコから麻薬を少量アメリカまで運ぶ」仕事を課せられたデヴィッドは、隣人と家族旅行を装って任務を果たそうとするが...

久々に頭の中のあらゆるねじを外して楽しみました。すべてのボケがおもしろい。導入の麻薬売買からテンポがいいし、ラストの「水やりの先」からエンドロールまで最高でした。
ジェニファー・アニストンってなんであんなに面白いんですかね。ストリッパーが様になってるし、テンションの振れ幅がすごい。
全体的にどの場面も笑えますが、個人的に好きだったのは「床屋でのやり取り」、「タオルにくるんだ麻薬」と「わかる?って言ってくる青年」。あと「交互のキスシーン」の気まずさはすごかった。その後に起こることがわかっていても、笑ってしまうのは演技や演出でその場の雰囲気が味わえているからかな~と思いました

国境近くで出会う端的にいってやばい家族もかなり魅力的だった。キャスリン・ハーンのテンションが振り切ってて、最高でした。
ウィル・ポールターは、先に『デトロイト』でとんでもない演技を見ていたので、これで中和された感じ。というか、地続きにあるような気がしないでもない。
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