せーや

早熟のアイオワのせーやのレビュー・感想・評価

早熟のアイオワ(2008年製作の映画)
3.8
ポーカーハウスに住む売春婦サラの娘アグネス、ビー、キャミー。
長女として姉妹を世話するアグネスは、堕落した大人たちの姿を見ながら大人になっていく。
かなり残酷で、辛い映画。
幼い頃、牧師の父親から虐待され、今では母親から売春婦になれと言われいじめられる日々。
純粋な妹たちを守るため、自分の身を守るため、アグネスは必死に生きていく。
強さってこういうことじゃないかな。
最悪といっていい展開。
でもその後ラストのバスケのシーンで、彼女にまだ希望が残っていることを願う。
3姉妹が揃ってAin't no mountain high enoughを歌うシーンは救われる。
監督・脚本をつとめたロリ・ペティの実体験。
壮絶な生きざまに圧倒される。
ジェニファー・ローレンスは当時18歳。
彼女の演技力の凄さを実感できます。
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