個人的には凄い高評価！今作はキャラクターデザインをファーストシリーズに近づけたんだよね。
エピソード0からラストジョブまでのキャラクターデザインはセカンドシリーズのテイストでゲストキャラがリアルよりな感じだった。
今作はレギュラー陣とゲストキャラのデザインラインが揃っているのが良い。大塚康生っぽさがあって実に味がある。しかもキャラに影やハイライトを少なくして、動き重視にしてるんだよね。この辺も好感触。
しかも今作は声優陣を一掃し、五ェ門を浪川大輔に、不二子を沢城みゆきに銭形を山寺宏一に変更。これもハマったと思う。特に銭形が蘇ったよ。
物語は、人魚の肉を食べ不老不死になった八百比丘尼伝説をベースにしたもの。
怪我をしてもすぐ治る特殊体質の女性を武器商人が狙う。彼女を姉のように慕う少女はルパンに弟子入りし、姉の救出を頼む。
冒頭で野沢雅子声の悪玉が現れて、ああこいつが敵ボスなのねと思わせて速攻で退場した！野沢雅子を前フリにするとは随分贅沢に使ったなぁ！ここも驚き！
八百比丘尼の血を継ぐ娘と、同じく敵のボスキャラも実はその血筋の者だった。…ってムスカですな。
そして怪物化するのはゲド戦記のラストを思い出す。
石田彰声のボスキャラもルパンらしいキャラでなくてとても新鮮。
それに八百比丘尼の人魚伝説と言えば、何と言っても高橋留美子の人魚の森シリーズがあるからね。当然それも思い出すわ。
今作は単純に面白い。声優交代劇など転換期にあたるイベントの作品は製作陣の入れ込みが感じらる。
