いつも思うけど、青春の描き方に限界はない。100人いれば100通りの「青春」があるんだな。
本気でぶつかって傷だらけになっても、何も言わずに(ラストシーン、好きすぎ)更に友情を深める、って、青春のいいところを切り出して見せてくれる。自分が女なので、男の子の青春は少し客観的に見るところがあって、ただひたすら、いいなぁと思った。
本作の音楽(音)の使い方、風景や光の使い方、高性能カメラ?で撮った肌の動きなど、どれもすごく個性的で好き。ひとつひとつがフレッシュなあの年代の感性を表してるようだった。
あと、両親のギリギリのやなヤツ感。逃げたくなるけど決定的に悪すぎない設定が秀逸!
ケリーちゃんの存在も、この年齢特有な雰囲気を出してたような気がする。
そして何よりもビアジオですよ。2人ではここまでジョーの気持ちは描けない。4人ではあの家では多すぎる。ビアジオの小さくて大きな存在が光ってた。エンドロール後もね。