キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

The Kings of Summer

上映日:2017年08月19日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:95分
    監督
    ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
    キャスト
    ニック・ロビンソン
    ガブリエル・ボッソ
    モイセス・アリアス
    ニック・オファーマン
    メーガン・ムラーリー
    アリソン・ブリー
    メアリー・リン・ライスカブ
    あらすじ
    高校生のジョー(ニック・ロビンソン)と親友の パトリック(ガブリエル・バッソ)は、ともに親への不満から家出を計画。二人は一風変わった少年ビアジオ(モイセス・アリアス)と一緒に、森に隠れ家を作って自立した生活を目指す。しかし、そこにジョーが想いを寄せるクラスメイトのケリー(エリン・モリアーティ)がやってきて、少年たちの友情に亀裂が生じはじめ……。

    「キングス・オブ・サマー」に投稿された感想・評価

    Kanji
    5.0
    思春期に少年から大人に変わる、と言うほど大きな変化がある訳ではないけれど、ほんの少し成長する一夏を描いた青春映画。

    同じ学校に通う三人の男子たちが、親の保護(監視)から逃げ出し、自分たちの王国を築き上げる。男子なら誰もが、といえば言い過ぎかもしれないけれど、多くの元少年が一度は夢見て、あるいは実際に実行したことのあるであろう秘密基地作りと、そこでの何物にも縛られることのない自由な生活を本気を出して実行する物語。

    子ども達はもちろんのこと大人達も含めて出てくる登場人物のキャラクターが非常に良い。
    好きな女の子に思いを告げられない主人公・ジョーや、支配的な父親。純粋に良いヤツでイケメンな主人公の親友・パトリックや、その過保護な両親など、一見ステレオタイプにも見えかねない登場人物達だが、とんでもなく良いバランスで描かれている。
    そして主人公達の友達?で一番よくわからない少年・ビアッジョ。彼が一番素晴らしい個性の持ち主で、何を考えているのかわからないけど、一挙手一投足が笑える。
    どんなところが聞かれると文章に出来ないので、まずは予告編でも見てもらったらなんとなく伝わるかと思う。

    自分が子どもの頃にこんな青春を過ごしたかったなと強く思う。緑の溢れる森の中で自分たちだけの秘密基地を作り、好きなものを食べ、好きな時に川で泳ぎ、とっておきの場所もある。そんな自由な空間で仲の良い友達と過ごす。まさにネヴァーランドのような空間は、今となっては手に入りようもない青春時代の美化された思い出のようなもの。
    それでも、そんなに仲の良い友達と自由に暮らしていても、綻びは発生するし諍いも起きる。その諍いの原因もまた思春期特有の鼻血が出そうなほど恥ずかしいものだったりするから、たとえ自分に全く同じ経験がなくとも、脳内で自分の経験を捏造して既視感と親近感を覚えてしまう。

    『スタンド・バイ・ミー』とは少し違った青春映画だけれど、『STAND BY ME ドラえもん』の「すべての、子ども経験者のみなさんへ」というキャッチコピーがしっくりくる作品。

    とは言え、日本で公開してなくて、友人が海外から持ち帰ったDVDを見せてくれたものなので、早くどこかが買い付けてくれることを切に願うばかり。
    FARGO
    4.4
    【親とのコミュニケーションが煩わしくも感じる思春期、反抗期真っ只中の少年達が、森に1軒の秘密基地を造ろうと一念発起する。彼らが秘密基地を完成させ、自然の中で生活していくうちに、自分たちの友情とほのかな未熟さを通じ成長していく青春コメディ映画】

    遂に鑑賞する事ができた…😭
    アルバイト先のお店に在庫が無く、取り寄せをしようと思ったら取り寄せ商品リストにも載っていないというまさかの展開…
    あまりにも気になっていた為、輸入盤Blu-rayを購入してしまいました🤗
    しかし、その期待を裏切らない素晴らしい一本でした👍

    【Hot Wet American Summer】

    まず話すべきは、今作の監督ジョーダン・ヴォート=ロバーツさん。
    私も驚きましたが、あの『キングコング 髑髏島の巨神』とおなじ監督なんです!!
    今作が評価され2作目で超大作リブートを作成するという大抜擢🤗
    あまりにも作風が違った為、調べるまで気がつきませんでしたが、こんな温かい作品も作る事ができる監督だったなんて…感動😭笑

    ‏そんな今作、登場人物同士の友情、愛情、恋愛、そして、親の束縛から解放され、早く大人になりたいという若かりし頃の純粋な気持ち、一つ一つの感情が我々の青春との共通事項を持ちやすい事柄ばかりで、感情がシンクロしてどんどん入り込むことができました

    また今作を彩るサウンドも最高なんです😆
    少年達が森を散歩するシーンから始まり、終盤に流れるサントラなど、登場人物の感情を表現する演出が非常に豊かで美しい。

    小学生の頃、無性に楽しかった夏休みに朝早く起きて、友達と昆虫採集やプールに行き一日中遊び尽くした後、8月下旬の真っ赤に染まる夕陽を観て、夏休みがそろそろ終わる寂しさを感じる。
    青春の不思議な余韻が漂う作品

    今作『キングスオブサマー』と『キングコング 髑髏島の巨神』。テーマもジャンルも似ても似つかぬ2作ですが、《男心をくすぐる》といった共通点を感じ、大抜擢となった監督の確かな技量がビシビシ伝わってきました😆

    【夏休み早く来てっ!!笑】

    夏が始まるこの時期、これからの時期にピッタリな作品
    いつか日本語字幕版で上映会とかやってほしいなぁー😌(←過去に一度だけ行われていたらしいですね)

    輸入盤であった為、日本語字幕が無く、英語字幕での鑑賞であったので、言い回しや内容などが完璧に把握できた訳ではありませんが、これだけは言えます

    《最高》です!😆
    映像めっちゃよいな〜〜
    焦燥が詰まってました!最後に流れるYouth Lagoonが良い
    Haya
    4.4
    大好き。
    KoForrest
    3.2
    ジュラシックワールドのお兄ちゃんが主演です。
    少年時代の葛藤をよく表現出来ていたし、映像も音楽もストーリーも心温まるホッコリな映画でした。
    なんだろう、すごくおしゃれなディズニーの青春映画みてるみたいな感覚でした。夏が来たぞ!最高!って思えて、夏の一本目にはグッド。
    一人立ちをしたい男の子が、友達と一緒に家出して、山に住む話。
    家作るんだけど、その家が無駄にクオリティ高くて、いや、お前ら建築家なれよって思った。主人公もイケメン、、、と思ってたら、ジュラシックワールドのお兄ちゃん役の子でした。通りでイケメンだよ。なにより、気になったのが、ビアジオという男の子。役柄も不思議なんだけど、いちいち笑わされて、ビアジオが出ると、会場がクスクス笑ってて和んだ。
    軽い気持ちで見たけど、構成も完璧だし、ちゃんとオチもあるし、ばりばり青春だし、人にこの夏超オススメできるレベルでした!
    あまり期待せずに観たけど当たりだった。ビアジオが出てくるシーンは、映画館なのにみんなゲラゲラ笑って面白かった。

    他のキャラクターも良いけれど、観たら絶対ビアジオが好きになってしまう映画って言いたくなるほど、彼がいいとこどりしてくる。夏にぴったりです。
    これはもう最初のカットから素敵で最愛なる作品!
    二人の少年が森の中のパイプを太鼓みたいに叩いて、
    一人の少年がその音楽で原始的に踊ってるんだよー!
    なんて魅力的!愛さずにいられようかっ!

    思春期の高校生男子3人、15歳くらい、反抗期というよりも親に干渉されずにもっと自由になりたい衝動!でも親からはまだまだ子ども扱いされてしまう。
    親の言葉が異星人の言葉のようで理解不能に思えるとか、親との会話が無くなるとか、親と居ることがストレスにまでなってきた親友二人が森の中に秘密の家を建て、自由に自然に寄り添う生活をする為に家出!
    その二人ジョーとパトリックに加わるビアジオくん最高!この三人の少年たちが本当に良いのだ!
    行動力があって我の強いちょっとハンサムなジョー、柔和なパトリック、知らぬ間にいつも何故かそこにいる小柄なビアジオ、愉しく輝いている彼らの時間が本当に愛おしい!
    でも男の子たちの友情に女が入ると悪い方へ向かうよね。ジョーが恋する女子を招き入れてしまったことで彼らの幸福な時間は崩れてしまう。
    仲違いしても固い絆で秘密を守る友情と違い、そんな絆の無い女の子はお節介でお喋りだなあ。
    これは秘密の隠れ家を教えてしまったジョーが悪いのだけど、まあそのおかげでジョーは本当の意味で逞しくなって、ひとつ大人に近づいたと思う。

    親と子どもたちの心の距離も、大人たち同士の関係も通じない行違う会話で示される。それがまたユニークでコミカルで巧い!
    少年たち三人も通じ合っているようですれ違うところもバランスを取っている。それは元々は他人だけどお互いを大切に思う友情ってやつからだと思う。ラストシ-ンまでグッと来るんだ。

    だから子どもたちのひと夏の冒険は、親と子どもの関係と繋がりを見つめ直すのに良かったのかも。

    少年たち含め役者が皆良くて、コメディリリーフのビアジオくんなんてもう最高におかしい!
    音楽もとても良い!映像表現もとても素晴らしいし、テンポも快適で、なんでこんな良作が劇場未公開なんだかわからないくらいに、この作品は素敵!
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