荒野のジャバザハット

X-MEN:フューチャー&パストの荒野のジャバザハットのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
3.7
ブライアンシンガーが再び監督として戻った本作、こちらも前作に続いてかなり面白かった。

未来戦争を回避する為過去にウルヴァリンを送り込む逆ターミネーター設定はシリーズ最初の三部作、そして過去を描いた新シリーズを物凄く上手く繋げていて設定だけでもかなり楽しめるお話。

パート2の屈指の名シーンマグニートー脱獄を再度若い頃として描くところやチャールズが車椅子に乗りセレブロを起動させるとこなど未来と過去を上手くリンクさせる描写が盛り沢山。また新キャラクターのクイックシルバーの高速の世界はフラッシュに負けず劣らず無茶苦茶面白い。
ただこの子が早々に退場するとこやウルヴァリンが思ったより活躍しないとこが少し勿体なかったな。

社会派な内容や彼らの人種としての葛藤等はファーストジェネレーションの方で既にやっていてあまり進んでいない感じで、あちらの方が上手く仕上げていたから今作はその辺の面白みは割と少ないかもしれない。

ただハルベリーやペイジなど出番の少ないキャストまでちゃんと続投してくれているだけで本当に嬉しい。

ただここまでくるとまじで3の存在が邪魔というか、あれさえなければ…今作が過去をほじくり返す内容なので嫌な展開が脳裏をよぎる。。。