ナーオー

イコライザーのナーオーのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
4.0
いわゆる"舐めてた相手が実は殺人マシーンでした"モノの一つだけど、アカデミー賞俳優のデンゼル・ワシントンが主役なだけあって、全体的にジャンル映画らしからぬ重たい作風が特徴的。

だからこそジャンル映画なのに気取っていて嫌という人がいるもの当然。

しかし本作のデンゼル・ワシントンが見せる、実は狂っているサイコな主人公像が素晴らしい。

特に映画クライマックス。ホースセンターで敵と対峙する場面。スラッシャー映画の殺人鬼のように一人ずつ狩っていく。しかもそこそこ惨い殺害方法。ここだけでこれまで作られていた"舐めてた相手が実は殺人マシーンでした"映画とは違った作風で面白かったです。

確かに悪役のロシアン・マフィアたちが後半、急激に小物に感じてしまうけど、それがこの手の映画の醍醐味だからそれで良いと思います。
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