1人の愛情深い人がいて、その人を心から愛する人がいて、その2人の愛を一身に受けて成長する1人の子供がいる。
ただそれだけの事。
誰もいちいち気にとめない、ささやかな幸せの人生の物語、
であるはずなのに、それにショーダンサーの仕事をしているとか、ゲイだとか、障害があるとか、ほんの少しの『個性』がつくだけで、その幸せを得るのがとても難しく複雑になってしまう。
根幹は、とてもシンプルなことなのに。
裁判において、本人たちがとても望んでいること、お互いを必要としていること、そして周りもそれを認めて良い影響しかないことを分かっているのに、『時おり不適切な状況』が起こるとして、審理を却下されたことに、とても驚いたし、深く悲しみをおぼえました。
そんなこと、あなたたちのいう『普通』の親だって『普通』にある事じゃないか。
完璧な親などどこにも居ない。
何より、本人たちの望んでいることを、他人が侵害して良いわけがない。
幸せなんて、本人が決めることだ。
それこそが、唯一のハッピーエンド。
3人の幸せな生活を、ルディの歌のバックにスクリーンで映し出されるのがとてもとても素敵でした。
どうか愛し合うもの達が、当たり前にその愛を貫き、周りもそれを当たり前と思える世界になりますようにと願います。