いつも満席でようやく観れた映画。
2014年の年間NO1です。
1970年代のアメリカの実話を基に、ダウン症の少年と、ゲイの男たちの交流を温かいまなざしで描いた作品。
これだけ重い内容にもかかわらず97分という短さで伝える表現力が見事です。
極力セリフを減らし歌と演技力で魅せてくれます。特に主演のアラン・カミングは演技とは思えないくらい素晴らしいく切ない。
さらに演出でも泣かそうという小細工は一切なしで、じわじわと感動の波が押寄せ涙が溜まり、劇場を出たあとにポスターを見ると涙がこぼれ落ちる・・・あとに余韻が残る映画です。
だから口コミで広がりロングランしている要因なのだと思います。
原題は「ANY DAY NOW」に対して、邦題が「チョコレート・ドーナツ」とインパクトが弱いためタイトルで惹きつける作品ではないのですが、観た後には、いいタイトルだなーと思えてくるでしょう!
ただ子供と観るには刺激が強いシーンがあるのでご注意を。