シュークリムオ

チョコレートドーナツのシュークリムオのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.0
親から放置されたダウン症の子どもを、ゲイのカップルが世話をする&親権を得ようとするお話。LGBTのキャラクターが映画に出てくる理由って、自分にとってはアジア系のキャラが出てきたり、難病のキャラや、それこそ今作でも出ているダウン症のキャラが出てきたりするのと同じくらいのレベルで捉えている。作品のスパイスとなるもの、くらいの意識だ。それが世では差別差別とニュースになっている。バカみたい。あげくは当事者が逆差別みたく騒いでいる。バカみたいだ。そんなの皆違いがあり、差別はなくなることはない。でも激しく被害者ヅラしても何も解決しない。皆が違うんだから歩み寄ろうよ。そういうことを映画はしっかり伝えてくれる。世と当事者との差異。今作もそれができていると思う。裁判シーンが意外と多い。そこで各キャラの心情が表れてくる。特にアラン・カミング演じる主人公に魅入られる。これを見てLGBTを問題にするのかな。差別はあるよ、違いがあるから。それが人を傷付ける理由にはならない。映画は教えてくれる。自分は、映画が好きな人に悪い人はいないと願いたい。