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ジュラシック・ワールドのbluetokyoのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
3.5
2024年5月17日 21:00~ 日本テレビ 吹替え
前回のジュラシック・パークに比べ格段に面白くなったが、話自体は、おそろしくダサい。面白くなったのは、遺伝子操作を話に盛り込んだからだろう。実は、ジュラシック・パーク IIIにも、そんなことをやっていたのでは、と思わせるシーンがちらりと出てくるが、スルーしてしまう。遺伝子操作が話に加われば、結局、イヌでもサルでも、あるいは、人間でもいいわけであり、恐竜は重要なネタではなくなってしまう、という危惧があったからだろう。とはいえ、やっぱこのままではシリーズが尻つぼみになるので遺伝子操作を加えた、ということか。ということで、セリフにも、やつは、恐竜じゃない、化け物だ、みたいなのがあったりするのだが、そこから、とくに話は広がらなかった。残念である。

簡単にあらすじ。
恐竜テーマパーク、ジュラシック・ワールドは連日大勢の観光客でにぎわっていた。管理責任者のクレアも忙しい日々を送っていた。
一方、オーウェンは、小型肉食恐竜の調教係、というか調教を研究している段階か、調教されているようには見えない、は恐竜の遺伝子を操作して新種の恐竜を作ることには反対していた。やつは、恐竜じゃない、化け物だ、というセリフはここらへん。

オーウェンが、クレアのところへ、遺伝子改造ティラノザウルスを見に来た。
クレアによると、絶対に安全に管理されているので大丈夫とのことだった。
だが、オーウェン。でも、姿が見えないんだけど。それに、壁にある爪痕はなんだ。
げっ、壁を上って逃げたのか。いちおう、飼育スペースを見てみよう、となって、飼育スペースにオーウェン、その他が、入ってみると、隠れていた遺伝子改造ティラノザウルスが、突然、飛び出して、空いた入口から外へ逃げてしまった。

捕獲隊が、遺伝子改造ティラノザウルスを追跡するも、あえなく返り討ち全滅。
大勢の観光客を避難させるとともに、社長自らヘリを操縦して、空から遺伝子改造ティラノザウルスを攻撃するが、遺伝子改造ティラノザウルスは、翼竜飼育スペースを破壊する。大量に飛び出した翼竜とヘリは激突して、あえなく、ヘリは墜落。

クレアとオーウェンが本部に行ってみると、なぜか、ホスキンスという男が全権を握っていた。なんで、こいつが、と、ムッとするオーウェンだったが、理由はのちほど出てくる。

せっかく、小型肉食恐竜の調教師がいるんだから、遺伝子改造ティラノザウルスと小型肉食恐竜とを戦わせたらどうだ、となり、即実行に移される。小型肉食恐竜と捕獲隊が出動。
だが、遺伝子改造ティラノザウルスは、小型肉食恐竜を説得して、寝返らせた。あえなく、捕獲隊は全滅。
しかも、小型肉食恐竜は、本部まで攻め込んでくる。

このときだが、ホスキンスは、遺伝子改造ティラノザウルスは、生物兵器として開発したんだ、と暴露するが、あえなく、小型肉食恐竜に食い殺される。
オーウェンたちも追い詰められたが、オーウェンは、小型肉食恐竜たちに言うのだった。おまえら、オレを忘れたのか、オレだよ!
これで、小型肉食恐竜は、オーウェン側につく。
小型肉食恐竜 vs 遺伝子改造ティラノザウルス。だが、小型肉食恐竜側は分が悪い。
そこで、クレアは、普通のティラノザウルスのいる扉をあけ放つ。
これで、小型肉食恐竜+普通ティラノザウルス vs 遺伝子改造ティラノザウルス。最後は、海の恐竜、モササウルスが、遺伝子改造ティラノザウルスに食いついて海に引き込み倒した。

東宝ゴジラ映画の「三大怪獣 地球最大の決戦」を思わせる感じなんだよな。せっかく、遺伝子が出て来たんだから、もう少し違うストーリーは作れなかったんだろうか。
ジュラシック・ワールドシリーズは、あと2作続くけど、東宝ゴジラ映画「怪獣島の決戦」みたいな感じだったりして。
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