けー

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札のけーのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の無知ぶりを思い知る。

私が知っていたこと。

・グレース・ケリー →元ハリウッド女優で王家に嫁ぎ、車の事故で亡くなられた。エルメスのケリーバックの名前の由来になった。

・モナコ公国→難関市街地サーキットな国。お金持ちがいっぱい住んでる。国民が大公のことをとても慕っている。



えー、無知で本当にすみません。

というわけで、全部がトリビアでした。
モナコが財政難だったとか、モナコの税金のこととかモナコとフランスの関係とか。
グレース大公妃がどんな立場に立たされていたのかとか、結婚後ヒッチコックからオファーされていたとか、グレース大公妃からヒッチコックが「ヒッチ」と呼ばれていたとか。
もう終始「へぇ、そうだったんだ...」、「ええっー!そんなに大変だったんだ。全然知らんかった...」の繰り返しで、映画作品をみたというよりはWikiを読んだような感覚。

言葉も違うし、文化も違う。
ショービジネスから完全に身を引く決断をして、完璧なモナコ公妃という役を演じる。
華やかそうな響きの裏で知ってか知らずかとんでもない茨の道を歩むことになってしまったグレース・ケリーだけれど、現大公のアルベール2世の人柄の良さや国民からの慕われ具合から思うに、大変だったとしても不幸ではなく後悔のない選択だったのではないかと。
レーニエ大公と心が通じ合って、ちゃんと家族になれたからこそ、色々とがんばりぬけたんじゃないかなと思う。

モナコをしぼってフランスが戦費を捻出しようとしていたアルジェリア戦争って、「涙するまで、生きる 」のあれだよなぁとか....。

ヨーロッパってつくづく複雑...。
けー

けー