ヤズカシバド

プールサイド・デイズのヤズカシバドのレビュー・感想・評価

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)
3.7
最初の車の中のシーンで完全に心を掴まれた。ダンカンの鬱積した感情が痛いほど伝わってくる。「大人には大人の事情がある」とは言うけど、あれは事情ではなくただの傲慢だ。大人たちと子供たち(特にダンカンとスザンナ)のあの場所に対する印象が全く違うのが面白い。それが土台にあるので、オーウェンと出会ってからのダンカンの変化は観ていて胸が熱くなった。端から見れば大したことないのかもそれないけど、当の本人にとってはとても大事なことなんだと思う。ラストはどうなるかと思ったけど、キレイに収まって良かった。良い意味で重すぎず、ストレートな映画。